Vercelは2026年7月26日(現地時間)、同社のAI Gatewayにおいて、Moonshot AIのKimi K3とその高速版であるKimi K3 Fastの提供を開始した。これらは米国を拠点とするBasetenやFireworksを含むプロバイダーから利用可能となり、Zero Data Retention (ZDR) も両モデルでサポートされる。

Kimi K3を米国拠点プロバイダー上で実行することで、データレジデンシーおよびコンプライアンス要件を持つチームは米国インフラ上でモデルを使用できる。AI Gatewayは複数のプロバイダーからモデルを提供するため、単一プロバイダーよりも高いフェイルオーバー耐性、アップタイム、スループットを実現するために、プロバイダー間で自動的にルーティングを行う。ユーザーは同じmoonshotai/kimi-k3モデルIDを呼び出すことで、ゲートウェイがプロバイダーの選択とフォールバックを処理する。

Kimi K3 Fastは、低レイテンシーと引き換えに高いトークンあたりのコストを特徴とする。ベースモデルのspeedオプションでリクエストするか、moonshotai/kimi-k3-fastを直接使用して利用できる。高速版のコストはベースモデルより約50%高価となる。

推論リクエストを米国データセンターのみにルーティングするには、inferenceRegionを設定する。この場合の地域別料金は通常料金より約10%高くなる。Zero Data RetentionはAI Gatewayのダッシュボード設定から、またはリクエストごとにzeroDataRetentionを設定することで有効にできる。

Kimi K3をコーディングエージェントで使用する場合、vercel ai-gateway coding-agents setupを実行してKimi K3を選択することで、設定を構成できる。モデルプレイグラウンドでの試用も可能である。AI Gatewayのモデルリーダーボードでは、Gatewayトラフィック全体のトークン処理量に基づいて、最も人気のあるモデルを追跡できる。


参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年7月27日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Kimi K3 from Moonshot AI and its faster serving path, Kimi K3 Fast"

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