IM8は、共同設立者であるデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が関わる健康飲料スタートアップで、2026年7月14日(現地時間)、General CatalystのCustomer Value Fund(CVF)から10億ドルの資金調達を発表した。この資金は、従来のベンチャーキャピタル投資とは異なり、株式の希薄化を伴わない融資形式で提供される。特定の返済条件に基づき、IM8は借入額と収益の一定割合をGeneral Catalystに返済する。
IM8がGeneral CatalystのCustomer Value Fund(CVF)から調達した資金は、通常のベンチャーキャピタル投資と異なり、株式取得を伴わない融資として提供される。これにより、IM8は株式の希薄化を避けつつ資金を獲得できる。IM8は、融資額と、発生する収益の一定割合(上限あり)を返済する形態のため、General CatalystがIM8の所有権を保有することはない。
General CatalystがTechCrunchに以前語ったところによると、この融資モデルは、予測可能な収益源を持ち、資金が成長を加速させる計画を持つスタートアップ向けの選択肢として設計されている。
IM8は、CEOを務めるダニー・ヤン(Danny Yeung)氏が共同設立した企業であり、同氏は2022年に上場した健康関連企業Prenetics(プレネティクス)の創業者でもある。IM8はPreneticsの子会社として運営されており、アサイーフルーツエキスやコエンザイムQ10など、長寿に関連する化合物を配合したビタミンドリンクを定期購入形式で顧客に提供している。
今回の融資は、IM8の顧客獲得コストの最大70%を賄う構造となっている。General Catalystは、その見返りとして「参照収益」と呼ばれるものから上限付きのシェアを受け取る。これは、対象となる顧客から生じる収益を固定の粗利益仮定で乗じたものと定義される。General Catalystが投資額を回収し、収益シェアの上限に達すると、それ以降の対象顧客からの収益は全てPreneticsに帰属する。過去には、Grammerly(グラマーリー)も2025年5月にGeneral CatalystのCVFから10億ドルを調達しており、これはSuperhuman(スーパーヒューマン)買収の直前であった。
参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年7月14日 21:30 (JST)