人工知能ソフトウェア企業オムネア (Omnea) は6月30日(現地時間)、「Omnea Future Founders Fund」を発表した。同ファンドは、勤続5年の従業員が自身のスタートアップを立ち上げる際に、シード資金として最大25万ドルを提供する。欧州のエンジェルファンドであるファイヤードロップ (Firedrop) と提携し、従業員の起業家としての野心を公に支援することを目指す。

オムネア (Omnea) の創業者兼CEOであるベン・フリーマン (Ben Freeman) 氏は、このファンドの目的について、従業員が起業への意欲を隠すことなく、経営陣とオープンに話し合い、スムーズな移行計画を立てられるようにすることだと説明した。

対象となる従業員は、フリーマン氏とFiredrop創業者ピエトロ・インヴェルニッツィ (Pietro Invernizzi) 氏に対し、30分間のピッチ会議で事業構想を提示する。投資決定は24時間以内に通知され、資金提供に加え、採択された創業者には専用のオフィススペース、運営サポート、Omnea幹部からの継続的なコーチングが提供される。

資金提供の仕組みとして、Omneaは目安として1,000万ドルの企業評価額に対し2.5%の株式と引き換えに25万ドルを提供するとした。柔軟性を重視し、評価額を後日決定するシンプル・アグリーメント・フォー・フューチャー・エクイティ (SAFE: Simple Agreement For Future Equity) ノートを選択することも可能だという。この初期資金は、最初の製品開発と個人的な給与を確保し、起業時の経済的な不安を取り除くことを意図しているとされている。

ファンドの資金源は、伝統的な機関投資家ではなく、150名以上のエンジェル投資家、テック創業者、幹部で構成される専門的なネットワークから集められている。このネットワークには、元Stripe COOのClaire Hughes Johnson氏や元Asana COOのAnne Raimondi氏などが名を連ねている。

現在、Omneaは創業4年半を迎えており、まだ勤続5年の従業員はいないものの、既に4名の従業員が将来的にこのプログラムを利用して新事業を立ち上げる意向を示している。


参考: Crunchbase News (アーカイブ) — 2026年6月30日 22:30 (JST)

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