automotive-fleet.comは6月25日(現地時間)、米テキサス州オースティンにおいて、Uber (ウーバー)、Waymo (ウェイモ)の自動運転車両、Tesla (テスラ)のRobotaxiサービスを並行して利用する走行試験が実施されたと報じた。Bobit Business Mediaの最高経営責任者Colin Sutherland氏が実施したこの比較は、両社の自動運転システムが採用する異なる技術アプローチと顧客体験の相違を浮き彫りにした。特にTesla Robotaxiは同等のUber乗車と比較して約25%安価であった点も指摘されている。
この比較試験は、Sutherland氏の「Road Test」シリーズの一環として行われた。まず、従来のUberサービスを利用し、ドライバーとの対話や地域知識の利点を体験した後、Waymoの自動運転車両に移行した。Waymoの車両では、アプリでロック解除し、車内のタッチスクリーンで旅を開始する。車両のセンサーが検出する周囲の車両、歩行者、自転車、道路状況がリアルタイムで表示され、乗客は車両が「見ている」ものを確認できることで信頼感が高まるという。
Waymoのシステムは、LiDAR、カメラ、その他のセンサーを組み合わせて詳細な環境モデルを構築している。これに対し、Tesla Robotaxiサービスはカメラと車載コンピューティングのみに基づくビジョンオンリーのアプローチを採用している。Sutherland氏は、Tesla Robotaxiがカメラベースのシステムのみで、高架道路を走行する車両を含む周囲の交通を検出する能力に感銘を受けたと述べている。Teslaの走行はWaymoと比較して音声通知が少なく、センター画面に周囲の車両と経路情報が表示される形式であった。
運転スタイルにも違いが見られた。Sutherland氏は、Tesla Robotaxiが特定の交通状況で人間よりも保守的な挙動を示すことがあると指摘した。例えば、交差点での合流時、人間であれば交通の流れにスムーズに入り込むような状況でも、完全に空くまで待機する場面があったという。一方で、車両の旋回や一般的な操作は「自信があり予測可能」であり、乗客の快適性に寄与したとSutherland氏は評価している。
コスト面では、Sutherland氏の比較に基づくと、Tesla Robotaxiは同等のUber乗車と比較して約25%安価であった。ただし、Teslaのサービスはまだテスト段階にあり、本格的な展開時には料金が調整される可能性が指摘されている。WaymoとTeslaの両サービスでプレミアムな電気自動車が利用され、従来のライドヘイリング車両よりも上質な体験を提供している。
参考: automotive-fleet.com (アーカイブ) — 2026年6月25日 23:07 (JST)
原文ハイライト"Side-by-Side Ride-Hailing Test Highlights Different Approaches to Autonomy"