トランプ政権の運輸省 (DOT) は2026年6月25日(現地時間)、自動運転システム専用車両におけるブレーキペダルの搭載義務を撤廃する連邦車両規制の変更案を提示しました。この提案は、Tesla (テスラ) やAmazon傘下のZoox (ズークス) など、ステアリングホイールやペダルを持たない完全自動運転車両の開発を進める企業にとって、主要な規制障壁を取り除くものとなる見通しです。DOTは今後30日間のパブリックコメント期間を経て、変更案の承認を決定します。
提案された変更は、自動運転システムのみによって運転されるよう設計された車両を対象としています。現状、連邦自動車安全基準 (FMVSS) が求める部品が欠けている自動運転車両は、連邦政府に免除を申請し、承認された場合でも路上で運行できる車両数に制限がありました。
国家道路交通安全局 (NHTSA) によると、ブレーキペダルなどの要件を撤廃することで、企業は自動運転車両をより迅速に路上に投入できるようになります。NHTSAのAdministratorであるジョナサン・モリソン (Jonathan Morrison) 氏は、車両技術におけるモデルT以来最大の技術革命の瀬戸際にあるとし、アメリカがリードするためには、規制の枠組みを再構築する必要があるとの見解を示しました。
Teslaは、ステアリングホイールやペダルのない2人乗り車両Cybercab (サイバーキャブ)を開発しており、FMVSS基準の免除は申請していません。イーロン・マスク (Elon Musk) CEOは、規制当局の承認が得られ次第、Cybercabを全国展開すると繰り返し述べています。Teslaは過去1年間、テキサス州オースティンで小規模なロボタクシーサービスを運用しており、当初は安全ドライバーが同乗していましたが、現在はunsupervised (監視なし)で運行しています。同社はNHTSAに対し、遠隔操作者が監視し、衝突後や障害物回避のために低速で車両を遠隔移動させる場合があることを認めています。
Amazon傘下のZooxは昨年、専用設計のロボタクシーの実証運行のためにFMVSS基準の免除を申請し、承認されました。同社は現在、そのロボタクシーの商用運行のための別の免除申請中で、承認を待っている段階です。一方、Jaguar I-Pace (ジャガー I-ペース) のような既存車両を改造して使用するWaymo (ウェイモ) などの企業は、手動制御があるため、必要な数のロボタクシーを展開できています。
参考: techcrunch.com — 2026年6月25日 22:58 (JST)
原文ハイライト"remove a major regulatory barrier for companies like Tesla and Zoox"