OpenAIは2026年6月23日(現地時間)、AIエージェントが知識労働を変革していることを示すEconomic Research paperを発表した。同社のAIツールCodexが単一の対話から長期的なタスクの委任を可能にし、同社内において、非技術部門を含む全ての部門で主要なAIツールとして採用されている現状を報告した。
エージェント型AIは、知識労働の単位を単一の短い対話から、ツールをオーケストレーションし、環境と対話し、解決策に向けて反復する、長期にわたる委任されたタスクへと変化させる。その結果、エージェントは業務における最も強力なAIツールになりつつある。
OpenAI社内では、Codexの公開当初はChatGPTが主要なAIツールであったが、2025年8月までに平均的な従業員がCodexに費やすトークンは10%未満だった。しかし現在では、LegalやRecruitingを含む全ての部門がCodexを主要なAIツールとして利用している。平均的なOpenAI従業員のCodex利用は、出力トークンの85%以上を占め、週間の総出力トークンにおけるCodexの割合は99.8%に達した。
過去1年間で、Codexの利用には主に四つのトレンドが見られた。第一に、ユーザーはより長期的な作業にCodexを使用するようになり、2026年5月までに個人の80.6%が30分超、70.2%が1時間超、25.6%が8時間超の作業にCodexを活用した。第二に、OpenAIの全部門でCodexが主要なAIツールとなり、Engineering部門が先行し、Legal、Finance、Recruiting部門は2026年4月頃に主要ツールへ移行した。
第三に、非開発者による採用が急速に増加し、2025年8月以降、個人ユーザーで137倍、組織ユーザーで189倍、OpenAI社内ユーザーで12倍に伸びた。第四に、CodexはOpenAI従業員が自身の職務範囲外のタスク、例えば自動化、データ変換、ツール作成、デバッグ、構造化分析などの技術的実行を行うことを可能にした。これにより、ビジネス機能の従業員によるCodexを用いた作業の4分の1以上が、Engineeringやコーディングに関連する内容であった。
参考: OpenAI Blog — 2026年6月24日 06:00 (JST)
原文ハイライト"Agentic AI changes the unit of knowledge work from single interactions to delegated, long-horizon tasks."