Supabaseは2026年11月2日(現地時間)、MCPサーバーのエンタープライズ管理認証において、ClaudeがIDアサーションの発行元になれる機能を提供開始した。これにより、IDプロバイダーがMCPエンタープライズ管理認証拡張をサポートしていない組織でも、同機能の設定が可能になる。

これまで、メンバーは個々のSupabaseアカウントでサインインし、同意画面を通じてClaudeを組織に対して承認していた。8月に開始されたエンタープライズ管理認証では、組織向けの管理者による一度の承認でこれを置き換える。IDプロバイダーが各メンバーに対して署名済みアサーションを発行する形式だが、これまでOktaのみがこの拡張をサポートしていた。Claudeが発行元になれるようになったことで、他のIDプロバイダーを利用する組織も同機能を利用できる。

メンバーがClaudeからSupabaseを利用する際、Claudeはメンバーを識別する短命の署名済みアサーションを必要とする。Claudeが発行元の場合、Claude自身がそのアサーションに署名する。署名前には、その人物が現在のClaude組織のメンバーであることと、Claudeアカウントで使用しているメールアドレスが確認される。Supabaseは、署名が登録された発行元と一致すること、メンバーが一致するSSO IDを持つ組織に属していること、所有者または管理者がClaudeを承認していることの3点を確認し、そのメンバーに紐付く短命のアクセストークンを発行する。

切り替え時の注意点として、メンバーのオフボーディング(削除)は、IDプロバイダーで無効化するだけではアクセスが遮断されない。メンバーを削除するには、Supabase組織とClaude組織の両方から削除する必要がある。SupabaseはSSOプロバイダーごとに1つの発行元を信頼するため、Claudeを発行元として登録すると、元のIDプロバイダーのURLを復元するまで、そのIDプロバイダーが署名したすべてのアサーションは拒否される。

設定は約10分で完了し、SSOがすでに設定されていることが前提となる。Supabase組織の所有者または管理者、およびClaude組織の管理者が必要。ClaudeをSupabaseに接続し組織として承認後、Claudeの組織設定にあるSupabaseコネクタでManaged authorizationから「Claude-issued」をIDソースとして選択し、固有のIssuer URLをコピーする。このURLをSupabaseダッシュボードのSSOページにある詳細設定の「ID-JAG Issuer」フィールドに貼り付けて保存する。その後、Claudeでテストを実行し、機能を有効化して役割とスコープを設定する。


参考: Supabase Blog (アーカイブ) — 2026年11月3日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Claude issues the signed identity assertion that previously had to come from your identity provider."

この記事をシェア
X はてブ LinkedIn