Latent Spaceは8月17日(現地時間)、AI関連ニュースとして、決済サービス大手StripeがAIモデルルーティングを手がけるOpenRouterを70億ドルで買収する取引が完了に近づいていると報じた。この買収は、OpenRouterがシリーズBラウンドで13億ドルを調達した90日後に実現すると見られている。OpenRouterは年間売上高1億4000万ドルとされ、AI企業への評価倍率としては一般的な50倍に相当する額となる。
StripeによるOpenRouterの買収は、AIインフラにおけるモデルのアクセス・ルーティング層の価値が再評価されていることを明確に示すものと指摘されている。
OpenRouterは、月間250兆トークン規模でAIモデルの利用を促進している。これは2月時点の50兆トークンから5倍の成長を示しており、800万人の開発者基盤を有している。
財務面では、OpenRouterは年間1億4000万ドルの売上高に対し、モデルルーティング製品の運用コストは約4000万ドルと高い収益性を特徴としている。これにより年間1億ドルの粗利益を生み出し、約70%の粗利益率を達成している。この水準は高性能な上場ソフトウェア企業に匹敵するとされる。
StripeのAI戦略において、GPUインフラやエージェントラボ、フロンティアモデルラボといった領域以外の価値蓄積にこの買収が大きく寄与する可能性がある。集約・ルーティングAPI層はAIエコシステムにおける重要な価値点として浮上しており、今回の取引はこのトレンドを裏付けるものと見られている。
参考: Latent Space (アーカイブ) — 2026年8月18日 08:13 (JST)
原文ハイライト"Stripe buys OpenRouter for $7B"