Databricksは2026年8月3日(現地時間)、AI SOCプラットフォーム開発のパンサー (Panther) の買収完了を発表した。この買収により、パンサーの成熟したSOCワークフローとソフトウェア駆動型検出エンジンがDatabricksのセキュリティデータレイクハウス基盤「レイクウォッチ (Lakewatch)」に統合される。これにより、セキュリティチームはペタバイト (PB) 規模のテレメトリデータをオープンフォーマットで保持し、自律AIエージェントによるリアルタイム分類が可能になる。
サイバーセキュリティはデータ管理とAIの問題へと変化しており、SOC (Security Operations Center) が脅威を検知し対応する速度は、データの収集、保持、大規模かつリアルタイムな分析能力に左右される。従来のSIEM (Security Information and Event Management) は、高コストなストレージとデータ保持の制約により、セキュリティチームにデータサイロと手動アラートトリアージによる負担を強いていた。Databricksは、これらの課題に対応するため、セキュリティ、IT、ビジネスデータを統合するオープンな統制型レイクハウスであるセキュリティレイクハウスのパラダイムを確立した。
Databricksが今年初めに発表した、セキュリティレイクハウス上に構築されたエージェント型SIEMのレイクウォッチに、パンサーの成熟した実証済みのSOCワークフローと100以上の既製統合が加わることで、セキュリティレイクハウスのビジョンが加速される。これにより、セキュリティチームは豊富なデータスケールと迅速かつ実用的なワークフローの両方を初日から利用できる。
レイクウォッチとパンサーの組み合わせは、ペタバイト規模のデータ保持、人事記録や資産インベントリなどのエンタープライズコンテキストとのイベント相関による統合されたコンテキスト、OCSF、Spark、Unity Catalog、Delta、Parquet、SQLといったオープン標準の利用を提供する。さらに、パンサーのAIエージェントがアラートのトリアージ、脅威ハンティング、検出ロジックの継続的な改良を自動化し、Detections-as-Code、主要クラウドプロバイダー (AWS、Microsoft Azure、Google Cloud)、IDシステム (Okta、Entra ID) などへの100以上の既製統合、AIネイティブなトリアージと調査を可能にする。
両社の統合は、日々のセキュリティ運用に変革をもたらす。複雑なカスタムETLパイプラインを管理することなく、100以上のコネクタを介して正規化されたテレメトリをレイクウォッチのオープンデータストレージにシームレスに取り込むことができる。セキュリティチームは、Detections-as-Codeを直接ペタバイト規模のデータに対して実行し、CI/CDパイプラインを通じて開発・展開が可能になる。脅威が検出された際には、AIトリアージエージェントがクラウドログ、IDシグナル、ビジネスコンテキストを瞬時に相関させ、アナリストには完全にエンリッチされた実用的なインシデントサマリーが提供される。
Databricksとパンサーは、顧客が自らのデータを所有すべきであるという共通の信念に基づいている。
参考: databricks.com (アーカイブ) — 2026年8月3日 22:00 (JST)
原文ハイライト"Databricks has officially completed the acquisition of Panther, combining its mature SOC workflows"