Anthropicは7月1日(現地時間)より、次世代大規模言語モデル「Claude Fable 5」とサイバー防御特化モデル「Claude Mythos 5」の再展開を開始した。両モデルはソフトウェアエンジニアリング、視覚タスク、科学研究など多岐にわたる分野で高い性能を発揮するとされる。

Anthropicが展開する「Claude Fable 5」と「Claude Mythos 5」は共通の基盤モデルを持つ。特にClaude Mythos 5はサイバー防御に特化しており、一部のセーフガード解除により強力なサイバーセキュリティ能力を持つと説明されている。Mythos 5は米国政府とのProject Glasswingを通じて提供され、既存のClaude Mythos Previewのアップグレードとして位置づけられる。

Fable 5およびMythos 5は、MaxおよびTeam Premiumプランの顧客向けに提供される。料金は、100万入力トークンあたり10ドル、100万出力トークンあたり50ドルで設定されている。Fable 5は、Stripeの事例で5000万行のRubyコードベースの移行を1日で完了させるなど、長大で複雑なタスクにおいて高い効率性を示した。また、CognitionのFrontierCode評価でフロンティアモデルの中で最高スコアを獲得し、HebbiaのFinance Benchmarkでも他のモデルを上回る成績を収めている。視覚関連タスクでも新たなState-of-the-artモデルとされ、ゲーム「Pokémon FireRed」を視覚情報のみでクリアする能力も披露された。

Claude Mythos 5は、ドラッグデザインプロセスを約10倍加速させるなど、生命科学研究における応用も期待されている。さらに、新規の分子生物学仮説の生成や、ゲノミクス研究において自律的なデータ分析と機械学習モデルの設計・訓練を実施し、Science誌に掲載された既存モデルを性能で上回った。

Claude Fable 5には、特定のトピックに対するクエリでClaude Opus 4が応答するセーフガードが導入されており、これらのセーフガードは平均で5%未満のセッションでトリガーされる。Fable 5とMythos 5は、MaxおよびTeam Premiumプランの顧客向けに2026年6月9日(現地時間)に初回リリースされたものの、技術的問題調査のため2026年6月12日(現地時間)に一時停止され、2026年7月1日(現地時間)に再展開が開始された経緯がある。


参考: anthropic.com — 2026年7月18日 09:00 (JST)

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