Crunchbase Newsは7月16日(現地時間)、2026年第2四半期のアジア地域の新興企業資金調達額が428億ドルに達し、過去3年以上で最高の四半期合計額を記録したと報じた。この急増は、特に中国を拠点とする企業への投資と、人工知能(AI)スタートアップへの大規模な資金流入によって牽引された。AI分野が総額の60%以上を占める一方、中国企業は前年同期比で424%増の投資を集め、市場の成長を加速させている。

2026年第2四半期におけるアジアのベンチャー資金総額のうち、人工知能(AI)に特化した新興企業が60%以上を占め、260億ドル強を調達した。これは過去最高の資金調達額となる。中でも、中国を拠点とする大規模言語モデル開発企業であるディープシーク (DeepSeek) が74億ドルを調達し、資金調達を主導した。同社は6月時点で500億ドルの評価額と報じられている。

資金調達額で次点に続くのは、それぞれ25億ドルを調達した中国のAI新興企業、ステップファン (StepFun) と、シンガポールに本社を置くAIデータセンター開発企業、デイワン (DayOne) である。

AI分野の急増と並び、中国を拠点とする新興企業への資金流入が第2四半期のもう一つの顕著なトレンドとなった。中国企業は四半期中に300億ドル強のベンチャー資金を調達し、これは前年同期比で424%増、前期比では76%増となった。これに続く主要な資金調達先はシンガポールで約36億ドル、インドが33億ドルを記録した。

第2四半期の資金調達額の増加は特定のステージに限定されず、後期ステージと初期ステージの両方で投資が増加した。後期ステージはアジアの新興企業に対し約210億ドルを調達し、過去4年以上で最高額を記録した。初期ステージへの投資も184億ドルに達し、2021年以来の最高水準となった。シードステージの投資額は37億ドルで、前期とほぼ横ばいだった。この四半期はアジアの新興企業資金調達市場にとって良好な状況を示している一方で、投資家は選別的な姿勢を維持している。


参考: Crunchbase News — 2026年7月16日 20:00 (JST)

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