Anthropic(アンスロピック)は2026年7月12日(現地時間)、大規模言語モデルFable 5の提供終了日を再度延期し、Maxプランでのアクセスを7月19日まで延長すると発表した。同社は同時に、開発者向けモデルClaude Codeの週間レート制限を50%引き上げると表明。Simon Willison's Weblogが同日に報じた。計算資源の制約が背景にあると見られ、Fable 5のユーザーは延長期間を活用し、代替モデルへの移行計画を策定する機会を得ると見込まれる。
Anthropicは、全ての有料プラン加入者がFable 5を引き続き利用できるよう、アクセス延長措置を講じた。具体的には、Claude Codeの週間レート制限を50%引き上げ、7月19日まで適用する。これにより、ユーザーは週間の利用制限の半分までFable 5を使用し、その後は利用クレジットを使用してFable 5を継続利用するか、別のモデルに切り替えることが可能となる。この措置は、開発者が7月19日の期限までFable 5を引き続きプロジェクトに組み込んだり、代替モデルへの移行準備を進めたりする上で重要な猶予となると見られている。
Fableの提供終了日を延期する理由として、Anthropicは当初、計算資源(compute constraints)の制約を挙げていた。同社は、新たなモデルを加入者に安価に提供し続ける前に、需要と計算資源の可用性を把握したいと考えていたと見られる。これは、急速に進化するAIモデル開発において、安定したサービス提供とコスト効率の両立を図る上での課題を示唆している。
一方、OpenAIはGPT-5.6 Solへのアクセスに関して同様の制限を設ける必要はないと見られる。OpenAIのThibault Sottiauxが明らかにしたところによると、CodexとChatGPT Workユーザー向けに、主に以下の3つのアップデートが実施された。
まず、Plus、Business、Proプランにおける5時間利用制限が一時的に撤廃された。次に、GPT-5.6 Solの効率を向上させる変更が展開された。これにより、ユーザーはより少ない利用量で長くモデルを使用できるようになり、その正確な影響は今後共有される予定である。さらに、アクティブユーザーは600万人を達成し、利用制限のリセットが近日中に実施されるとしている。
Simon Willisonは、AnthropicがFableを恒久的に利用可能にすべきとの見解を示している。同氏によると、OpenAIはFableのアクセスに関する不確実性によりユーザーを獲得している可能性があると見られる。開発者は、Fable 5の延長期間をテストや既存ワークフローの最終調整に充てる機会を得ると見られている。7月19日以降の利用継続が不透明な状況下では、専門家は、利用状況を綿密に監視し、パフォーマンス要件やコスト効率を考慮した上で、他のClaudeモデルや競合他社のモデルへの移行を検討することが重要だと指摘している。
参考: Simon Willison’s Weblog — 2026年7月13日 06:20 (JST)
原文ハイライト"continue using Fable 5 with usage credits, or switch to another model"