UMA (ウマ) は7月7日(現地時間)、軽量AI搭載ヒューマノイド「Northstar (ノーススター)」の計画を発表した。Tesla (テスラ) のOptimus (オプティマス) 開発に携わったレミ・カデーヌ氏が共同設立したパリ拠点の同社は、製造工場や物流倉庫向けに設計されたこのロボットで、欧州の産業基盤における人員不足への対応を目指す。将来的な家庭での利用も視野に入れ、すでに約50社の潜在顧客と協議を進めている。
UMAの共同創業者兼最高経営責任者 (CEO) であるレミ・カデーヌ氏は、2021年から2024年までTeslaに在籍し、Autopilot (オートパイロット) のAI開発やOptimus向けニューラルネットワークの初期構築に貢献した。その後、Hugging Face (ハギングフェイス) でオープンソースのロボット学習ツールキットLeRobot (レロボット) の主導を務めた。
UMAの創業チームには、元Google DeepMind (グーグルディープマインド) およびNYU (ニューヨーク大学) のピエール・セルマネ氏 (最高科学責任者)、LeRobot共同創業者であるシモン・アリベール氏 (最高技術責任者)、オープンソースのSO-100アーム設計者であるRobert Knight (最高ロボット責任者) が名を連ねる。同社は2025年12月にステルスモードから脱却し、Greycroft、Red River West、Kima Ventures、Factorialなどの投資家からの支援を受けている。また、Meta (メタ) の最高AI科学者であるヤン・ルカン氏やHugging Face共同創業者であるトーマス・ウルフ氏がアドバイザーを務める。
UMAは、倉庫や組立ライン向けの双腕型産業用ロボットと、病院、研究所、家庭などの人間向け空間に対応するよりコンパクトなヒューマノイドを計画している。2026年中に物流、製造、ヘルスケア分野で複数のパイロットプログラムを実施する予定のNorthstarは、乱雑な現実環境で物体を認識し、移動し、操作できる機械として位置付けられる。同社の戦略は、人員不足に直面する欧州の産業基盤を重視しており、Figure AIやTesla Optimusといった先行する競合他社との差別化を図る。
参考: thenextweb.com (アーカイブ) — 2026年7月7日 12:32 (JST)