パラダイムは2026年7月8日(現地時間)、新たなベンチャーファンドとして12億ドルを調達したと発表した。これは同社にとって3番目のベンチャーファンドであり、全体では4番目のファンドとなる。創業者マット・ファン (Matt Huang) 氏が明らかにしたもので、調達資金は「技術フロンティア」領域のスタートアップ企業への投資に充てられる。同ファンドは従来の暗号通貨 (crypto) 分野への投資に加え、ロボティクスやAI分野へと焦点を拡大する方針が示されている。
パラダイムは、マット・ファン氏とアラナ・パルメド (Alana Palmedo) マネージングパートナーが共同執筆したブログ投稿によると、暗号通貨と市場および金融システムの再構築への投資を継続すると述べた。同社はブロックチェーンツール(Foundry、Reth)やエージェントツール(Centaur)、そしてOpenAIとの協業によるセキュリティ関連ツール(EVMbench)など、業界を加速させる研究開発も続けるとしている。
一方で、アラナ・パルメド氏はBloombergのインタビューで、ロボティクスとAIも優先事項であると語った。パラダイムのファンドIIIは既に、ドローン配送企業のジップライン (Zipline) や宇宙スタートアップのトゥルー・アノマリー (True Anomaly) に投資を行っている。
同社は2018年に、元Sequoiaパートナーのマット・ファン氏とCoinbase共同創業者フレッド・エアサム (Fred Ehrsam) 氏によって設立された。SEC filingsによると、同社は今年初めにファンドの調達申請を行っていた。Wall Street Journalが2月に報じた当初の目標額15億ドルに対し、今回の調達額は12億ドルとなった。
参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年7月9日 01:29 (JST)
原文ハイライト"continue investing in crypto and the reinvention of markets and the financial system"