Epoch AIは2026年7月3日(現地時間)、衛星画像と建設許可証データに基づいたAIデータセンターのオープンデータベースを更新した。同データベースは、世界の主要AIデータセンター67サイトについて、IT電力容量、計算能力、建設タイムラインを独自に推定したもの。合計で10.8 GWのIT電力と1,020万H100相当の計算能力があるとされ、最大のデータセンターはSpaceXAIのColossus 2で111万2,000 H100相当に達する。

このデータベースは、物理的に近接し、ハードウェア所有者または施設運営者が共通で、AIに特化したハードウェア(GPUやGoogle テンソル・プロセシング・ユニット (TPU) など)を運用する施設の集合体をAIデータセンターと定義している。今回の更新で、67サイト、合計1,020万H100相当の計算能力、10.8 GWのIT電力、14の所有者をカバーしている。

IT電力容量で最大のAIデータセンターは、SpaceXAIがテネシー州メンフィスに所有するColossus 2で946 MW。これにAmazonのAnthropic-Amazon New Carlisle(910 MW)、MicrosoftのMicrosoft Fairwater Atlanta(636 MW)が続く。計算能力で最大のAIデータセンターもColossus 2で、111万2,000 H100相当。MetaのMeta Prometheus(76万3,000 H100相当)、MicrosoftのMicrosoft Fairwater Atlanta(74万3,000 H100相当)がそれに次ぐ。

大規模AIデータセンターは米国に集中しており、テキサス州(13サイト)、オハイオ州(5サイト)、バージニア州(5サイト)、アイオワ州(4サイト)、インディアナ州(3サイト)に多く見られる。米国外の施設には、中国のファーウェイ (Huawei) HoringerやマレーシアのDayOne Nusajayaが含まれる。

カバーされた67サイトの合計IT電力容量は10.8 GWに上る。冷却などのインフラオーバーヘッドを含めると、総施設電力は20〜50%増加し、実世界の負荷は14.0 GWの容量に達すると推定される。これはニューヨーク市のピーク需要である11 GWを超える規模であると見られる。

主要なAIデータセンターでは、NVIDIA H100、H200、B200 GPU、Google テンソル・プロセシング・ユニット (TPU) v5およびv6チップ、AWS Trainium2アクセラレータが展開されている。ハードウェアは所有者によって異なり、GoogleはカスタムTPU、AmazonはTrainium、Meta、SpaceXAI、Microsoftは主にNVIDIA GPUを使用している。

Epoch AIのデータベースは、高解像度の衛星画像、建設許可証、公開文書を用いて主要AIデータセンターの建設タイムラインを網羅する独立したデータベースである。IT電力、計算能力、資本コストは、衛星画像で観測された冷却設備、許可証、企業からの声明など、入手可能な証拠に基づいて推定されている。


参考: epoch.ai (アーカイブ) — 2026年7月3日 09:00 (JST)

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