Vercelは2026年8月17日(現地時間)、Vercel FunctionsからJWT (JSON Web Token) および任意のメッセージを署名するための新サービス「Vercel KMS (キー管理サービス)」を発表した。このサービスはマネージド非対称署名キーを使用し、プライベートキーがユーザーのコードや環境変数に存在しないセキュアな運用を実現する。関数はVercel OIDCトークンで認証され、プライベートキーはVercelのキー管理サービス内に保持される。
Vercel KMSにより、ユーザーはCLI (コマンドラインインターフェース) とダッシュボードから発行者と署名キー (RSA、ECDSA、EdDSA) を作成およびローテーションできる。また、@vercel/kmsパッケージを用いて、カスタムクレームと設定可能なTTL (Time-To-Live) を持つJWTへの署名や、生バイトへの署名が可能となる。
プロジェクトごとの環境、例えばプロダクション、プレビュー、開発、カスタム環境に対して署名アクセス権を付与する機能や、プロジェクトが要求できるクレームを制約し、JSON Schemaに対してトークンクレームを検証する機能も提供される。署名されたトークンは任意の場所で検証可能であり、各発行者は公開OpenID Connect DiscoveryドキュメントとJWK (JSON Web Key) セットを公開するため、標準的なOIDCまたはJOSEライブラリで検証できる。
Vercel KMSは現在ベータ版として、すべてのプランで利用可能である。本サービスを利用するにはVercel CLI 59.1.0以降が必要となる。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月18日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Sign JWTs and arbitrary messages from your Vercel Functions using managed asymmetric signing keys"