Together AIは7月1日(現地時間)、AI特化型インフラ提供事業のシリーズCラウンドで8億ドルを調達し、評価額が83億ドルに達したと発表した。本ラウンドはAramco Venturesが主導し、Nvidia、Vista Equity Partners、General Catalyst、Emergence Capital、March Capital、Pegatron、SentinelOne’s S Venturesが参加した。同社の評価額は、約16ヶ月前のシリーズBと比較して大幅に上昇している。
Together AIは、NvidiaのGPUクラスターをはじめとするAI特化型インフラを提供する「AIネオクラウド」事業者である。同社は、企業がより低コストなオープンソースAIモデルの採用を加速させている状況を背景に、年間ブッキング額が11億5000万ドルを超え、数千の有料顧客を抱えていると述べている。顧客にはCursor、Cognition、Decagonなどが含まれる。
今回の資金調達ラウンドを主導したAramco Venturesと、戦略的投資家としてNvidiaが参加したことは、AIインフラ市場における両社の関心を示している。
AIネオクラウド市場はTogether AIの急成長だけでなく、広範なベンチャーキャピタル投資によって活発化している。TensorWaveは3億5000万ドルのシリーズB資金調達を完了し、評価額15億5000万ドルに達している。これらの動きは、既存の汎用クラウドサービスでは対応しきれない、AIワークロードに特化した最適化されたインフラへの強いニーズが存在することを示唆している。AIネオクラウドは、特定のAIモデルの学習や推論に最適化されたハードウェアとソフトウェアスタックを提供することで、既存クラウドよりも高いパフォーマンスとコスト効率を実現することを目指している。
Together AIは、Vipul Ved Prakash氏、Stanford Universityの教授であるPercy Liang氏、ETH ZürichとUniversity of Chicagoの准教授であるCe Zhang氏によって共同設立された。Prakash氏は、以前にソーシャルメディア検索プラットフォームTopsyを共同設立し、2013年にAppleに売却した経緯を持つ。同社は2023年にKleiner Perkinsが主導し、NvidiaとEmergence Capitalが参加したシリーズA資金調達ラウンドで1億250万ドルを調達している。
参考: techcrunch.com — 2026年7月2日 03:29 (JST)