epochai.substack.comが2026年6月24日(現地時間)付けで報じたところによると、中国の主要AI企業6社(DeepSeek、MiniMax、Moonshot、Z.ai、ByteDance、Alibaba)の求人情報1,604件を定量分析した結果、各社が異なる戦略的個性を持ち、米国企業と同様に一枚岩ではない実態が浮き彫りになった。この分析は、企業がどの機能領域(研究、インフラ、製品)に投資比重を置くかを示すもの。
分析結果によると、中国AI企業は依然としてNvidia製チップに依存しているものの、国内代替品の探索も進めていることが示された。ByteDanceは大規模言語モデル (LLM) 推論フレームワークの最適化にNvidiaのCUDAソフトウェアを利用する職種で募集している一方、AI異種コンピューティング最適化専門家の求人ではAscendやCambriconといった国内チップに関する知識を優先すると明記している。Z.aiは、2026年初頭に画像生成モデルGLM-Imageを「国内チップで完全に学習させた」と求人情報で強調しており、国内エコシステムへの移行を模索する動きがうかがえる。
また、中国のAIスタートアップは、国内のクラウドコンピューティングプロバイダーからのリソースレンタルと並行して、自社データセンターの構築にも積極的に投資している。Moonshotはクラウドコンピューティングリソースの調達に関する求人を出しており、MiniMaxは企業レベルの自社データセンター構築への参加を求める職種を募集している。Moonshotの別の求人では、パブリッククラウドと自社構築インテリジェントコンピューティングセンターのハイブリッド展開/ロールアウトの調整を求める内容が示された。
商業戦略においても各社で差異が見られる。Z.aiはB2B販売に注力し、MiniMaxとMoonshotはマーケティングに重点を置いているとされる。MiniMaxの2025年収益の73%が国際市場からのものであったのに対し、Z.aiは9.8%にとどまる。MiniMaxはサンフランシスコ、香港、ロンドン、シンガポール、ドバイ、ベルリン、東京、ソウル、マドリード、メキシコシティ、イル=ド=フランスなど、複数の都市で計16件の求人を出している。
製品戦略においては、DeepSeekやMoonshotといったスタートアップはLLMの改善やLLMを基盤とした製品開発に特化する傾向が見られる。Z.aiもLLMに注力しているが、X-Lab研究部門ではロボティクス関連の求人も出している。ByteDanceやAlibabaといった確立された大手企業は、ロボティクスやウェアラブルハードウェアといった広範な領域での職種も募集している。
参考: epochai.substack.com — 2026年6月25日 08:51 (JST)
原文ハイライト"coordinate the hybrid deployment/rollout of public cloud and self-built intelligent computing centers"