グロック (Groq) は2026年6月21日(現地時間)、AI推論クラウド事業の拡大を加速するため、新規に6億5000万ドルの成長資金を調達したと発表した。この資金調達ラウンドは、ディスラプティブ (Disruptive) とインフィニタム (Infinitum) が主導し、既存投資家も再投資に参加した。
Groqは2025年12月にNVIDIAとの非独占ライセンス契約を締結し、NVIDIAのGTCではGroqの推論技術を組み込んだ次世代LPXプラットフォームが発表された。これらの進展を経て、Groqのボードと主要投資家は、世界をリードするAI推論クラウドの構築に戦略的焦点を絞った。
同社は現在、北米、欧州、中東、APAC地域で13のデータセンターを運営し、500万人以上の開発者と数千のAIネイティブ企業にサービスを提供している。毎週処理されるAIトークン数は数兆に上る。今回の資金は、既存拠点へのGroqの最新推論技術(NVIDIAのLPXシステムを含む)の導入を加速させ、2027年末までに200 MWの規模への拡大を目指す。
経営体制も強化され、最高執行責任者 (COO) にアラン・ライス (Alan Rice) 氏が就任した。ライス氏はxAI (現SpaceXAI) とMeta Datacentersでの経験を持つ。また、7月には最高技術責任者 (CTO) にシンクレア・シュラー (Sinclair Schuller) 氏、最高製品責任者 (CPO) にラケッシュ・マルホトラ (Rakesh Malhotra) 氏がそれぞれ就任する。シュラー氏は企業向けクラウドプラットフォームApprendaの創業者、マルホトラ氏はMicrosoftでの経験を持つ。
Groqは、AIモデルの実行である推論が、トレーニングよりもはるかに大きな市場機会であると考えている。将来的には推論がトレーニングの15〜20倍のコンピューティング需要を生み出すと予測し、LPU (Language Processing Unit) の運用経験を持つエンジニアリングチームを強みとして、高速かつ信頼性の高い推論サービス提供を目指す。
参考: groq.com — 2026年6月22日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Groq today announced $650 million in new growth capital to accelerate the expansion"