Vercelは2026年8月5日(現地時間)、同社のAI Gatewayにおいて、アントグループ (ANT Group) の大規模言語モデル「Ling 3.0 Tiny」が利用可能になったと発表した。このモデルは、8月14日午前8時(PT)まで無料で提供される。Ling 3.0 Tinyは、これまで無料枠で提供されていたLing 3.0 Flashに代わるものとなる。

Ling 3.0 TinyはMOEモデル(Mixture of Experts model)で、合計79億パラメータを有し、トークンあたり約13億のアクティブパラメータを持つ。256Kトークンのコンテキストウィンドウと、最大32Kの出力トークンに対応する。本モデルは、応答性の高いエージェント、指示の実行、多段会話のために構築され、ネイティブの関数呼び出しとプロンプトキャッシュ機能を備える。

Ling 3.0 Tinyを利用するには、AI SDKでモデルをinclusionai/ling-3.0-tiny-freeに設定する。8月14日には、新しいモデル名がinclusionai/ling-3.0-tinyに変更される。モデルプレイグラウンドでの試用や、vercel ai-gateway coding-agents setupを実行しコーディングエージェント内でinclusionai/ling-3.0-tiny-freeを選択することでも利用可能である。

AI Gatewayは、モデル呼び出しのための統合APIを提供し、利用状況とコストの追跡、リトライ、フェイルオーバー、パフォーマンス最適化の設定を可能にする。これにより、プロバイダーよりも高い稼働率を実現する。組み込みのカスタムレポート、Zero Data Retentionサポート、APIキーの予算設定、ルーティングルールなどの機能を含む。AI Gatewayはプロバイダーの価格設定をマークアップなしで反映し、推論におけるプラットフォーム手数料を課金しない。これはBring Your Own Key (BYOK) リクエストにも適用される。


参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月6日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Ling 3.0 Tiny takes the free slot from Ling 3.0 Flash ."

この記事をシェア
X はてブ LinkedIn