米自動運転技術企業Waymoは2026年6月11日(現地時間)、月額29.99ドルのロイヤルティプログラム「Waymo Premier」の提供を開始した。頻繁にロボタクシーを利用する会員向けに、優先ピックアップ、全乗車で10%のキャッシュバック、月5回の無料キャンセルなどの特典を提供する。このプログラムは、現在サンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックスの招待ユーザーに提供される。
Waymo Premierの会員は、仮想の待ち行列をスキップでき、繁忙期にはさらに高いキャッシュバック率が適用される場合がある。また、サービス待機リストがある都市でもロボタクシーを呼び出せる。ただし、WaymoのロボタクシーがUberアプリ経由でのみ利用可能なオースティンとアトランタの利用者は、本プログラムの対象外となる。
このロイヤルティプログラムは、Waymoが米国での事業拡大を加速させ、年内の国際展開を準備する中で開始された。同社は最近、新型車両であるZeekr製のバン「Ojai」の展開もロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコで開始している。
Waymo Premierは、同社の新たな事業ラインの始まりとなる可能性を秘めている。Waymoの主要パートナーであるUberは、自社のプログラム「Uber One」で大規模な収益源を構築しており、5月には5000万人以上が月額9.99ドルまたは年額96ドルを支払い会員となっていると発表した。Uber Oneは、Uber Eatsの注文やホテル予約での10%割引、配送料免除などの特典を提供している。航空会社にとってロイヤルティプログラムはさらに大きなビジネスであり、米国の主要4航空会社は2024年にこれらのプログラムがなければ赤字だったとされている。航空会社はパンデミック時、連邦政府からの緊急融資の担保としてもプログラムを利用した。
Waymoは、29.99ドルの月額料金と特典について、利用者からの直接的なフィードバックを考慮して決定したと述べている。Uber Oneの3倍の費用だが、Waymoの利用データは、従来の配車オプションよりもロボタクシーに高額を支払う意向があることを示している。
参考: techcrunch.com — 2026年6月12日 01:00 (JST)
原文ハイライト"Waymo is launching a loyalty program called Waymo Premier, which will offer frequent robotaxi riders"