Thrive Capitalは2026年9月1日(現地時間)、国際サッカー連盟(FIFA)が計画した新事業体「FIFA Forward Enterprise(FFE)」への関与について、創業者ジョシュ・クシュナー(Josh Kushner)氏が声明を発表した。同氏は、当初のアイデアは世界のサッカーに利益をもたらすものだったが、「何に発展するか知っていたら関与しなかった」と述べた。この計画は、欧州や北米のサッカー協会からの反発を受け、投票前に撤回されている。また、Thrive Capitalは顧問弁護士として著名なアレックス・スピロ(Alex Spiro)氏を起用した。

FIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長が提唱したFFEは、ワールドカップなどの商業的側面(テレビ放映権やチケット販売収入など)を所有することを目的とした企業体でした。FIFA加盟協会(チーム)がFFEを完全所有し、一部の株式を民間投資家へ売却する選択肢を設ける計画でした。

Thrive Capitalは、JPMorganが募集した潜在的投資家の一社として、FFEの株式二次売却においてリード投資家を務めることに合意していました。評価額200億ドルのFFEの20%にあたる42億ドル相当の株式購入を予定していました。しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)を含む欧州チームや北米チームの協会は、特にプライベートエクイティからの外部影響を懸念し、この計画に強く反対しました。この反発により、FFE計画は加盟協会による投票が行われる前に撤回されました。

UEFAは現在、インファンティーノ会長に対する法的措置を追求しており、FFEの評価額が低すぎると主張しています。これに関連し、UEFAは米国連邦裁判所に対し、Thrive Capitalに評価額の算出方法に関する文書、取引関連の通信記録、および他の潜在的投資家の身元を開示するよう求めています。

クシュナー氏の声明によると、FFEの根底にある考えは、サッカーにおける資金が少数の国に集中する現状を改善し、世界の211の加盟国により均等に資本と株式を配分することでした。これは、発展途上国への投資を促し、地域の才能を育成し、草の根サッカーを支援し、ファン体験を向上させ、最終的に世界のサッカーをあらゆる場所で成長させることを目的としていました。

Thrive Capitalが新たに顧問弁護士として起用したアレックス・スピロ氏は、クイン・エマニュエル(Quinn Emanuel)のパートナーで、イーロン・マスク(Elon Musk)、ジェイ・Z(Jay-Z)、アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)氏、ニューヨーク市のエリック・アダムス(Eric Adams)市長など、多くの著名な顧客を担当してきたことで知られています。特にマスク氏の「pedo guy」名誉毀損訴訟、Teslaの「funding secured」訴訟、そしてX(旧Twitter)買収に関する訴訟など、高額な訴訟案件で代理人を務めています。


参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年9月2日 04:30 (JST)

原文ハイライト

"had we known what this would devolve into, we would not have gotten involved."

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