OpenAIは9月2日(現地時間)、家族向けライブアクションイベントを運営するATV Big Air Tour(ATVビッグ・エア・ツアー)が、ChatGPTの導入により業務効率を大幅に向上させたと発表した。共同創業者のラリッサ・ゲッター(Larissa Guetter)氏とデレク・ゲッター(Derek Guetter)氏が率いる同社は、全米で年間約26のイベントを開催。商品在庫管理のプロセスを従来の2〜3日から2〜3時間へと短縮したほか、イベント情報レビューに費やす時間を週8時間から1時間へと削減した。
ATV Big Air Tour(ATVビッグ・エア・ツアー)は、米国各地でライブアクションイベントを企画・実施しており、事業規模の拡大に伴い、マーケティングから商品管理に至るまでの業務負荷増大に直面していた。同社はChatGPTの活用により、多岐にわたる時間消費型タスクを効率化し、少ない人員で大規模なビジネス運営を可能にしていると説明した。
具体的には、イベント情報の正確性確保のため、オンライン上の約30の媒体で手動で行っていた事実確認作業をChatGPTが代行するようになった。これにより、不正確な情報を自動で検出し、修正依頼メールのドラフトと適切な連絡先を提示するワークフローが構築され、情報レビューに費やす時間が週あたり約7時間削減された。
また、商品在庫管理と再発注のプロセスも変革された。ラリッサ・ゲッター氏は商品の写真をChatGPTにアップロードすることで、在庫整理、スプレッドシートとビジュアル在庫ウェブサイトの作成、および再発注推奨の生成をわずか15分足らずで完了させた。これにより、以前は2〜3日かかっていた在庫管理と再発注の全体プロセスが、現在では2〜3時間で完了するようになったという。
さらに、同社はAI検索最適化(AEO: answer engine optimization)のため、ChatGPTによる日次自動監査を設定している。これにより、ウェブサイトがAI検索ツールやアシスタントによって容易に理解・表示されるよう最適化されているかを確認。監査の結果、ウェブサイトのFAQの約90%がChatGPTで取得できない問題が発見され、解決策が推奨された。この取り組みにより、30日間の比較期間でOpenAI検索およびユーザーボットからのヒット数が183から2,421へと1,223%増加したことが示された。
参考: OpenAI Blog — 2026年9月2日 02:00 (JST)
原文ハイライト"reduces total review time from around 8 hours to 1 hour per week"