Vercelは2026年7月22日(現地時間)、フィーチャーフラグ管理サービス「Vercel Flags」において、ライブ評価ビューと詳細なメトリクス機能の提供を開始しました。この新機能により、開発者やプロダクトチームは、デプロイしたフィーチャーフラグの評価状況をリアルタイムで詳細に把握できるようになります。各フラグの詳細ページで、時間経過に伴う評価数の変動をグラフで確認でき、特定のバージョン変更と評価の関連付けが可能となり、より精度の高いロールアウトと運用を実現します。
Vercel Flagsに今回追加された新機能は、フィーチャーフラグの運用状況を視覚的に理解するための強力なツールを提供します。具体的には、各フラグの詳細ページにおいて、時間経過に伴う毎分の評価数をグラフで表示します。このチャートには、各フラグのバージョン情報も明確に示されるため、評価の変動と特定のコンフィギュレーション変更を直感的に関連付け、その効果を分析することが可能です。
評価データは多角的にグループ化およびフィルタリングできるよう設計されています。具体的には、バリアント、理由、環境、SDK key、client、そしてレポートプロジェクトといった複数のカテゴリに基づいてデータを整理・分析できます。これにより、特定の条件下でのフラグの挙動を詳細に把握し、問題の特定や改善策の立案に役立てられます。また、カスタムクライアントを利用している場合、client initializerにclientNameプロパティを設定することで、独自のグループとして評価データを表示させることが可能となり、より柔軟な監視が実現します。
このメトリクス機能は、様々な運用の課題解決に貢献します。例えば、設定したロールアウトの割合が実際に正しく適用されているかを確認したり、特定のターゲットに合致した評価と、それ以外のデフォルトのフォールバックによる評価を明確に分離して分析したりできます。さらに、どのプロジェクトが特定のフィーチャーフラグを使用しているかを正確に把握し、その影響範囲を管理する上でも有用です。
これらの詳細な評価メトリクス機能を利用するためには、フィーチャーフラグのコアライブラリである@vercel/flags-coreをバージョン1.6.0以降にアップグレードする必要があります。このアップグレードを行うことで、追加の設定なしに自動的に新しい評価ビューとメトリクスが利用可能となります。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年7月23日 09:00 (JST)