プレカーサー・ベンチャーズ (Precursor Ventures) の創業者兼マネージングパートナーであるチャールズ・ハドソン (Charles Hudson) 氏は2026年7月9日(現地時間)、TechCrunch のポッドキャスト「Build Mode」に出演し、アーリーステージのスタートアップが資金調達において避けるべき一般的な間違いについて語った。ハドソン氏は10年以上にわたり数百社に投資しており、現在の市場の大きな変化の中で、旧来の資金調達手法からの脱却が必要であると指摘。過度な高評価額の追求がもたらすリスクや、潜在的な投資家に対する適切なデューデリジェンスの実施、そしてベンチャーキャピタルが自社のビジネスに適しているかの見極めの重要性を強調した。

資金調達で避けるべき間違いとして、ハドソン氏はまず、高い評価額を追求することの危険性を指摘した。全ての企業にとって高い評価額が適切とは限らず、メディアの注目や他の投資家からの信頼を得られる一方で、創業者は自社の評価額が設定する期待について現実的であるべきだと述べた。特に、キャップテーブルに加える投資家の選択が重要であり、多額の出資のために自社に合わない投資家と長期的な関係を築く価値があるかを検討する必要があるとした。

次に、潜在的な投資家に対するデューデリジェンスの実施を促した。投資家が提供できる付加価値を確認するため、彼らのポートフォリオ企業の創業者と直接話し、採用、GTM (Go-To-Market) サポート、プラットフォームチームとの繋がりに関する投資家の主張を検証すべきだと提言した。ベンチャーキャピタルもスタートアップを誘致しているという認識を持つべきだとした。

また、自社のビジネスにベンチャーキャピタルが本当に適しているかを知ることの重要性を強調した。全ての優れたビジネスがベンチャースケールに適しているわけではないと述べ、ベンチャーキャピタルはファンドにリターンをもたらすことができる企業を構築する場合にのみ機能すると説明した。

最後に、今日の資金調達の現実を理解する必要があるとした。過去数年間でベンチャーキャピタルを取り巻く環境は劇的に変化しており、投資家は現在のスタートアップを昨年の企業だけでなく、歴史上最も急速に成長しているAI企業とも比較していると指摘した。その結果、他の市場では素晴らしいと評価される成長を示すスタートアップでさえ、市場の期待に応えられていない現状があるとしている。


参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年7月10日 04:26 (JST)

原文ハイライト

"founders should be realistic about the expectations they are setting for their company"

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