Vercel は2026年6月10日(現地時間)、AI Gateway (AIゲートウェイ) を介して、DeepSeek V4 Pro (ディープシーク V4 プロ) および DeepSeek V4 Flash (ディープシーク V4 フラッシュ) モデルが Azure (アジュール) で利用可能になったと発表した。これにより、両モデルへのリクエストは既存のプロバイダーに加えて Azure 経由でもルーティング可能になり、フェイルオーバーパスが追加される。
AI Gateway のユーザーは、コードの変更なしに Azure を利用できる。デフォルトのルーティング設定では Azure が自動的に考慮され、特定のプロバイダーが機能しない場合は残りのプロバイダーにフォールバックする。
Azure を優先する設定も可能で、AI SDK で gateway の providerOptions に order: ['azure'] を指定することで、他のプロバイダーをフォールバックとして維持しつつ Azure を優先できる。既存の Azure 認証情報を所有するユーザーは、Bring Your Own Key (BYOK) 機能を利用して自身のキーを使用でき、AI Gateway は Azure にルーティングされるリクエストにそのキーを使用する。
AI Gateway は、モデル呼び出しの統合 API、利用状況とコストの追跡、リトライ、フェイルオーバー、パフォーマンス最適化機能を提供し、プロバイダー単体よりも高い稼働率を実現する。このゲートウェイには、組み込みの custom reporting (カスタムレポート)、Zero Data Retention support (ゼロデータ保持サポート)、budgets for API keys (APIキーの予算) などの機能が含まれる。AI Gateway はプロバイダーの価格をそのまま反映し、BYOKリクエストを含む推論に対するプラットフォーム手数料を徴収しない。
参考: Vercel Blog — 2026年6月11日 09:00 (JST)
原文ハイライト"No code changes are required: default routing considers Azure automatically"