NVIDIAは2026年5月31日(現地時間)、Computex 2026の基調講演で、ロボットおよび物理AI向けの世界初となるオープンオムニモデル「Cosmos 3」を発表した。この発表は、同社がフルスタックAIプラットフォーム企業へと戦略的に移行していることを改めて示すもの。同時に、最大5500億パラメータを擁するオープンウェイトの大規模言語モデル「Nemotron 3 Ultra」も披露され、広範なAIアプリケーションへの対応力が強調された。

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOはComputex 2026の基調講演において、同社が単なるチップ企業ではなく、フルスタックAIプラットフォーム企業であるとのメッセージを発信した。Nemotronモデルのダウンロード数は2026年4月までの1年間で5000万件を超え、2500以上の企業がNemotronモデルで構築を進め、10万以上のNemotronエージェントが本番環境で稼働しているという。

「Cosmos 3」は、ネイティブなビジョン推論、ワールド生成、アクション生成を組み合わせた初のオープンオムニモデルであり、物理AIとロボティクス向けに開発された。Mixture-of-Towers (MoT)アーキテクチャを導入し、推論と生成を分離する。同モデルは、7種類以上の主要なロボティクスベンチマークにおいて、オープンモデルの中で首位を獲得した。Super(320億パラメータ)とNano(80億パラメータ)バリアントは現在提供されている。

Nemotron 3 Ultraは、NVIDIAのこれまでで最大かつ最も高性能なオープンウェイトモデルで、エージェントAIワークロード向けに設計された。総パラメータ数は5500億、アクティブパラメータ数は550億を数える。ハイブリッドMamba-Transformer MoEアーキテクチャとLatentMoEアーキテクチャを特徴としている。このモデルは、米国のオープンウェイトランキングでインテリジェンス指数48.0を記録し、出力速度は300+トークン/秒を達成した。Nemotron 3 Ultraは、2026年第2四半期から第3四半期にかけて提供が予定されている。Nemotron 3ファミリーには、現在提供中のNano(31.6億パラメータ)とSuper(120億パラメータ)のバリアントも含まれる。


参考: explainx.ai — 2026年6月1日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"ranking #1 across 7+ robotics benchmarks"

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