Googleは2026年5月31日(現地時間)、Google I/O 2026の制作過程でAIツールを全面的に活用したと発表した。同社は、AIイノベーションを発表するだけでなく、イベント自体の実現にもAI技術を適用したことを明らかにした。これにより、制作チームは従来のやり方を超えて迅速にプロトタイプを開発し、人間による芸術性と実験的なテクノロジーを融合させた。

GoogleはGoogle I/O 2026において、AIツールの活用が創造性を解き放ち、反復的な作業を軽減することで、チームが独自の専門知識を要する部分に集中できる時間を確保したと説明している。

具体的には、TPU Training Dayと題された短編映画の制作では、Google AI Studio、実験的なDeepMindモデル、Gemini Omni、Nano BananaといったAI製品およびモデルが用いられた。この映画は、パペット、従来の3Dアニメーション、AIを融合させ、キャラクターのパフォーマンスをキャプチャし、Nano Bananaでスタイライズされた初フレームを生成。その後、Google AI Studio内で構築されたカスタムツールでフレームの一貫性を確保し、Gemini Omniと実験モデルでベースアニメーションとスタイライズフレームを統合した。

また、I/Oのビジュアルブランドアイデンティティの構築には、GeminiモデルとNano Bananaが使用された。過去のブランドガイドラインと5年間のI/Oの要約をGeminiモデルに学習させ、Nano Bananaで新しいイメージを生成し、アイコンスタイルを探索した。最終的に、フラットな2Dアイコンがダイナミックにハイパーテクスチャードな3Dアイコンに変形するデザインに決定した。

没入型体験として提供されたプリショー「Jellectronica」では、Google Antigravity、Google Colab、Google Coral NPU、Google Flow Music、Lyria 3 Proが活用された。月面クラゲの動きをYOLO8モデルでトラッキングし、Google Flow MusicとLyria APIを用いて音楽を制御する生成音楽実験が行われた。さらに、「Infinite Scaler」というビデオゲームでは、プレイヤーがプレイしながらレベルを生成し、Google AI Studio、Gemini API、Gemini Canvas、Google Antigravity、Lyria 3、Nano Bananaが使われた。Nano Bananaでスプライトシートやマップを生成し、Lyria 3でゲーム内音楽を生成した。

Antigravity Coffee Co.ポップアップでは、カスタムアート付きラテをデザイン・注文するアプリが提供され、Flutter、Gemini Enterprise Agent Platform、Google Antigravity、Nano Banana、Firebase、Google Cloud、Cloud Functions、Firestore、Cloud Opsが使われた。生成UIとA2UIプロトコル、Flutterを活用して適応型インターフェースを構築した。スピーカータイトルカードの作成にも、Gemini Omni、Google Flow、Nano Banana ProといったAIモデルが活用された。


参考: Google AI Blog — 2026年6月1日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"we used those tools to bring I/O to life, too."

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