Mistralは2026年5月18日(現地時間)、次世代のオープンマルチモーダル・多言語AIモデル「Mistral 3」ファミリーを発表した。このファミリーには、14B、8B、3Bの3種類の密なモデルと、これまでのモデルで最も高性能なスパース混合エキスパート(MoE)モデル「Mistral Large 3」が含まれる。Mistral Large 3は410億のアクティブパラメータと6750億の総パラメータで訓練されており、全モデルがApache 2.0ライセンスの下で公開される。

Mistral Large 3は、NVIDIAのH200 GPU 3000基を使用してゼロから訓練されたオープンウェイトモデルであり、Mixtralシリーズ以来初のMoEモデルとなる。このモデルは画像理解能力と多言語会話において高い性能を示し、LMArenaリーダーボードのOSS非推論モデルカテゴリで2位にランクインした。ベース版と指示チューニング版のMistral Large 3は、企業や開発者コミュニティ向けにApache 2.0ライセンスで提供される。

Mistralは、vLLM、Red Hat、NVIDIAと協力し、Mistral Large 3をオープンソースコミュニティに提供している。NVIDIAのHopper GPUで訓練されたMistral 3モデル群は、NVIDIAのTensorRT-LLMとSGLangを活用した効率的な推論をサポートする。特にMistral Large 3のMoEアーキテクチャでは、Blackwell attentionとMoEカーネルが統合され、GB200 NVL72システムでの長コンテキスト、高スループットのワークロードに対応する。

エッジおよびローカル利用向けには「Ministral 3」シリーズが提供され、3B、8B、14Bのモデルサイズで、ベース、インストラクト、推論の各バリアントが用意されている。これらMinistral 3モデルは画像理解機能を持ち、エッジデバイス、RTX PCおよびラップトップ、Jetsonデバイス向けに最適化されたデプロイメントが実現されている。

Mistral 3は現在、Mistral AI Studio、Amazon Bedrock、Azure Foundry、Hugging Face、Modal、IBM WatsonX、OpenRouter、Fireworks、Unsloth AI、Together AIで利用可能。NVIDIA NIMとAWS SageMakerでも近日中に提供開始される予定だ。Mistral AIは、特定のニーズに応じたカスタムモデル学習サービスも提供する。


参考: mistral.ai — 2026年5月19日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"All models are released under the Apache 2.0 license."

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