規制・政策

米英AIセキュリティ機関、Moonshot AI「Kimi K3」のサイバー能力を共同評価

UK Artificial Intelligence Security Institute (UK AISI)とU.S. Center for AI Standards and Innovation (CAISI)は7月23日(現地時間)、Moonshot AIの最新モデル「Kimi K3」のサイバー能力に関する共同評価の結果を発表した。この評価でKimi K3は、先行する最先端のサイバー対応モデルと比較して、予備的なサイバー評価において著しく低い性能を示した。エクスプロイト開発ベンチマーク「ExploitBench」では32%の成功率を記録したが、これは最先端モデルの性能を大幅に下回る。また、モデルのセーフガードはサイバーエクスプロイト開発や攻撃的なサイバーオペレーションの試みを阻止しなかったと報告された。

ベンダー・製品

OpenRouter、中国AIモデル利用が常態的に30%超え コスト優位でシェア拡大

OpenRouter(オープンルーター)は2026年7月7日(現地時間)、自社プラットフォームにおける中国製AIモデルの利用が常態的に30パーセントを超えていることを明らかにした。OpenRouterのデータが示すところでは、2026年2月8日以降、中国製AIモデルは毎週30パーセント以上のトラフィックを占め、一時的には46パーセントに達した。これは前年の平均11パーセントと比較して大幅な増加である。OpenAI(オープンエーアイ)やAnthropic(アンソロピック)のシステムと比べて、中国製モデルのコストが大幅に低いことが、この利用拡大の背景にあると見られている。

ベンダー・製品

オープンAI、高度AI統治の連邦枠組みへ青写真提示、安全性強化

オープンAIOpenAIは2026年6月3日(現地時間)、フロンティアAIシステムのガバナンスに関する連邦フレームワーク構築に向けた詳細な青写真を公表した。この青写真は、米国における高度なAI技術の安全性、強靭性、および国家安全保障を確保するための制度的枠組みの確立を目指すものだ。連邦政府と各州で展開される既存の取り組みを基盤とし、将来の技術進化にも対応可能な持続的な政策の方向性を提示している。

リサーチ・論文

オープンモデルの進化とCAISI評価の課題:実務的示唆とモデル選定の重要性

テック系情報媒体Interconnects(インターコネクツ)は2026年5月16日(現地時間)、人工知能(AI)のオープンモデルに関する最新動向と、Center for AI Standards and Innovation (CAISI)による評価報告を報じた。CAISIのV4評価は、オープンモデルがAmerican frontierに遅れをとり、その差がさらに拡大していると指摘している。多数の新モデルが市場に投入される中、評価手法が抱える課題と、企業が実務でモデルを選定する際の重要性が改めて浮き彫りとなっている。