ChinaTalkは2026年9月30日(現地時間)、ロディウム・グループ (Rhodium Group) のパートナーであるローガン・ライト氏へのインタビューを公開した。ライト氏は中国経済が直面する低成長の現状と、その背景にある金融システムの構造的課題を指摘した。同氏は、過去20年間中国の経済成長を牽引してきた金融システムが、現在では成長を制約する要因となっていると見解を示し、著書「Broken China: How the Economic Miracle Shattered and What It Means for the World」で詳細を論じている。
ライト氏は、同氏の著書Broken China: How the Economic Miracle Shattered and What It Means for the Worldのタイトルは予測ではなく、現状に至った経緯を説明するものだと述べた。同氏は、金融システムが中国の過去20年間の成長にとって極めて重要であったこと、そしてその金融システムの問題が現在の成長を制約していることが、依然として過小評価されていると指摘。中国には選択肢があるものの、それは短期的に大幅な低成長を伴うものであり、過去20年間のペースを維持することはできないとした。
Rhodium Groupの年初の予測では、中国の成長率は1%から2.5%であった。ライト氏の見方では、投資の縮小により実際にはこれを大きく下回っており、第2四半期と第3四半期にはマイナス成長となっている可能性があるという。過去の7%から10%の成長率からの劇的な変化は、中国および世界経済にとって重要な意味を持つ。
この状況は、特定の政策選択の結果であるとライト氏は説明した。世界金融危機後、中国は過去1世紀で最大規模の信用拡大を経験し、銀行資産に世界のGDPの3分の1を追加した。この信用は主に不動産セクターと地方政府のインフラに流れ込んだ。しかし、2016年に始まったデレバレッジ(債務圧縮)キャンペーンが2018年には強化され、金融システムが過剰拡張状態になったことで、信用成長率は急激に低下した。
2021年以降の急速な経済減速の主な原因は不動産セクターの崩壊であるとライト氏は述べた。ピーク時には中国のGDPの20%から25%を占めていた不動産セクターは、建設が約80%減少し、販売が約60%減少した。この不動産に代わる成長ドライバーは現れていない。また、国内需要の減速は中国の外部黒字の増加と密接に関連しており、これらは同一の現象であると指摘した。
参考: ChinaTalk (Jordan Schneider) (アーカイブ) — 2026年9月30日 19:06 (JST)
原文ハイライト"The title is not a prediction. It’s an explanation of how we got here."