Anthropicは2026年7月6日(現地時間)、生成AIモデルのClaude CodeとClaude Coworkを、米連邦政府機関向け環境であるClaude for Government Desktopで公開ベータ提供を開始しました。このサービスは、FedRAMP High認証を取得した環境を通じて提供され、政府機関は個別のクラウドプロバイダとの契約を必要とせずに利用できます。
Claude Codeは、公共部門のチームが公共サービスを支えるソフトウェアシステムの構築や近代化に活用できます。一方、Claude Coworkはデスクトップ上のファイルを直接処理し、省庁の職員がメモ作成、RFP(提案依頼書)のレビュー、ケースワーク、資料作成などをClaudeに委任することを可能にします。
拡張されたエクスペリエンスには、追加のガバナンス機能も含まれています。管理者は構成のデフォルト設定や、部門間の支出配分・管理が可能です。セキュリティチームや認証担当官は、改ざん防止機能を備えた監査ログと、省庁のATO(Authority to Operate)プロセスをサポートする文書を利用できます。Anthropic側の機密性の高い操作には2人承認制が義務付けられています。また、管理者は、管理者コンソールでユーザーごと、モデルごとの利用状況を追跡し、自動バーンダウンアラートで残高不足を警告します。部門レベルの管理者は、サブ機関にシートとプリペイド利用を割り当て、各サブ機関が独自のユーザーを管理できるよう設定できます。SCIMグループマッピングを利用して、特定のシートティアのレート制限、ドル上限、および許可されるモデルを設定することも可能です。
セキュリティチーム向けには、FedRAMP Secure Configuration Guideが公開されており、顧客はClaude for Government製品を安全に構成するために活用できます。新しいデスクトップクライアント向けのペネトレーションテストサマリーも、NDA(秘密保持契約)の下でAnthropicのトラストセンターを通じて提供されます。アプリケーションは標準的な省庁のMDM(モバイルデバイス管理)プラットフォームを通じてデプロイされます。
参考: claude.com (アーカイブ) — 2026年7月7日 00:00 (JST)