Anthropic (アンソロピック) は7月9日(現地時間)、先進的なAIが社会にもたらす「最も困難な質問」を一般から募集する新イニシアティブを発表した。同社は既に52,000人への公開調査や、159カ国、70言語の81,000人のClaudeユーザーを対象とした調査を実施しており、集まった疑問や懸念に対する進捗を公開で追跡・報告することで、公益目標達成に向けた透明性を一層強化する構えだ。
Anthropicは、自身をPublic Benefit Corporation (公益法人) と表明し、先進的なAIモデルの利点を確保し、そのリスクを軽減することを企業使命として掲げている。この使命の一環として、同社は先進的なAIが社会にもたらす最も重要な課題に直面することを目指し、社内にAnthropic Institute (アンソロピック・インスティチュート) を設立した。また、Long-Term Benefit Trust (ロングターム・ベネフィット・トラスト) が公益使命の進捗状況を公平に監督している。今回の取り組みは、先進的なAIに関連するさまざまなトピックについて人々の見解や疑問を深く理解し、公益目標に向けた進捗を透明に進めることを目的としている。
同社はこれまで、先進的なAIに関する意見を収集するため、複数の調査を実施してきた。これには、最初のAnthropic Public Record (アンソロピック・パブリック・レコード) で52,000人を対象にした公開調査、およびAnthropic Interviewer (アンソロピック・インタビュアー) を通じて159カ国、70言語の81,000人のClaudeユーザーを対象にした調査が含まれる。加えて、数十回にわたる対面でのフォーカスグループと、先進的なAIが提起する課題に関連する分野のグループとの会合を開催し、Claudeの利用状況を匿名化された実世界データで研究している。
Anthropicは、先進的なAIが雇用、社会、家族に与える影響、科学や医療における先進的なAIの潜在能力をいかに実現するか、人類史上最も強力な技術の一つが次に何をもたらすかといった、最も困難な先進的AIに関する質問を明示的に募集している。同社は、これらの質問に対処するために講じる具体的な行動を公開で追跡・報告し、設定した目標に達しない場合についても明確に言及すると発表した。質問は、hard questions website (ハード・クエスチョンズ・ウェブサイト) を通じて受け付けられる。
参考: anthropic.com (アーカイブ) — 2026年7月9日 09:00 (JST)