サイモン・ウィリソン (Simon Willison) は2026年6月30日(現地時間)に自身のブログで、ウェブアプリケーションのルーチンを動画記録する新コマンド「shot-scraper video」を発表した。このコマンドは、同日公開されたshot-scraper 1.10に含まれる。AIエージェントが自身の作業デモを生成する能力の重要性を強調し、その実現に向けた最新の試みであると説明している。
shot-scraper videoコマンドは、storyboard.ymlファイルで定義されたルーチンをウェブアプリケーションに対して実行し、Playwrightを利用してそのルーチンの動画を記録する機能を持つ。DatasetteにおけるCSV、TSV、またはJSONデータからの新規テーブル作成機能のデモ動画が作成例として示されている。
デモ動画の作成には、datasette-bulk-insert-storyboard.ymlファイルと特定のコマンドが用いられた。ウィリソン氏によると、このデモ用YAMLストーリーボードはGPT-5.5 xhighがCodex Desktop上で構築したもので、コマンドの--help出力がコーディングエージェントに十分な情報を提供するパターンを評価している。
shot-scraper videoの開発は、Playwrightを基盤としている。Playwrightによる動画記録機能には過去に課題があったが、Playwright 1.59で導入された新しいスクリーキャストメカニズムと、playwright-python 1.61.0における改良により、より詳細な制御が可能となり、機能実装が完了した。コードの大部分とドキュメントもGPT-5.5 xhighがCodex Desktopで記述し、YAML形式の定義と検証にはPydanticが用いられた。この機能は、コーディングエージェントの支援なしには着手しなかったであろうとウィリソン氏は述べている。
参考: Simon Willison’s Weblog (アーカイブ) — 2026年7月1日 01:54 (JST)
原文ハイライト"shot-scraper video is a new command introduced in today’s shot-scraper 1.10 release"