OpenAIは7月1日(現地時間)、生成AIモデル「GPT-5.5 Instant」をChatGPTおよびAPI向けに更新したと発表した。今回の刷新では、ChatGPTに搭載されていたサイドパネルUI「Canvas」を廃止。ライティングブロックとコードブロックがチャット応答内に直接統合され、応答の品質と読みやすさ向上、開発者のプロンプトエンジニアリング体験の合理化を目指す。

今回の「GPT-5.5 Instant」の更新は、ChatGPTとAPIにおける応答スタイルと品質の向上に焦点を当てている。OpenAIは、応答が以前よりも読みやすく、日常会話に即した自然なものとなり、実用的なヘルプタスクにおいて適切なペースで情報が提供されるようになったと説明している。結果として、過度に長い応答や箇条書きの多い応答は減少する傾向にある。

この更新に伴い、「GPT-5.5 Instant」およびGPT-5.5 Thinkingにおいて「Canvas」機能は提供されなくなった。これまでCanvasが担っていた書き込み機能やコーディング機能は、チャット応答に直接統合されたライティングブロックとコードブロックを通じて利用可能となる。この変更は、ユーザーがコンテキストを離れることなく、チャットの流れの中で直接コンテンツの生成・編集を行えるようにすることで、より直感的で効率的なワークフローを提供する。特に開発者にとっては、生成されたコードやテキストをその場で修正・調整しやすくなり、プロンプトの反復作業の負担が軽減されるだろう。

有料ユーザーは、旧モデルが完全に退役するまでの期間限定で、レガシーモデルを通じて「Canvas」を引き続き使用できる。

またOpenAIは、使用頻度の低い旧モデルの退役を進めている。「OpenAI o3」は90日間のサンセット期間を経て、2026年8月26日にChatGPTから退役する予定だ。「GPT-4.5」は30日間のサンセット期間を経て、2026年6月27日にChatGPTから退役する。これらのモデルは現在、有料ユーザーのみがモデル設定を通じて利用可能だった。これらの変更はChatGPTにのみ適用され、APIに変更はないため、API利用者が移行計画を立てる必要はない。


参考: help.openai.com (アーカイブ) — 2026年7月1日 09:00 (JST)

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