Vercelは2026年7月1日(現地時間)、Vercel CLIに「ドライランデプロイ」機能を追加したと発表した。この機能により、開発者は実際のデプロイメントを実行する前に、Vercel CLIがデプロイ対象とするフレームワークプリセットやファイル構成を詳細にプレビューできるようになった。これにより、デプロイ前に意図しない構成ミスを事前に検出し、未然に防ぐことが可能となり、開発プロセスの透明性と信頼性が向上すると見られている。
この新機能は、vercel deploy --dry コマンドを実行することで利用できる。実行すると、検出されたフレームワークプリセット(例: Next.js)、含まれるファイル数、合計サイズ、無視されるパス、各パス内のファイル数とサイズ、最大のファイル(例: public/hero.png、src/data.json)といった情報が出力される。
さらに、vercel deploy --dry --format=json コマンドを使用することで、完全なファイルマニフェストをJSON形式で取得できる。JSON出力には、検出されたフレームワーク、含まれるパスと無視されるパス、ディレクトリサイズ分布、最大のファイル、ファイルモード、コンテンツハッシュが含まれる。パイプ接続された出力や非TTY出力は自動的にJSON形式となる。
Vercelはこのマニフェストがデプロイ前のチェックとして活用できると説明している。これにより、フレームワーク検出の検証、予期せぬファイルや欠落ファイルの特定、過大なアセットや異常なファイルモードのフラグ付け、.vercelignore やプロジェクト設定の更新が可能となる。コードをアップロードしたりデプロイを作成したりすることなく、マニフェストが意図したデプロイメントと一致するかどうかを繰り返し確認できる。この機能を利用するには、Vercel CLIをv54.17.2以降にアップデートする必要がある。詳細はvercel deploy documentationに記載されている。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年7月1日 09:00 (JST)