OpenAIは6月30日(現地時間)、開発環境「コーデックス・リモート (Codex Remote)」の一般提供を全てのChatGPTプランで開始した。この機能により、ユーザーはChatGPTモバイルアプリから接続されたMacまたはWindowsホスト上で開発作業を開始、継続、進捗確認、およびアクション承認をスマートフォン経由で実行できる。同時に「デジタルオーシャン・ドロップレット・ワークスペース・プラグイン (DigitalOcean Droplet Workspace plugin)」の提供も始まり、ChatGPT Businessなど法人向けプランのメモリ機能改善も行われた。

コーデックス・リモート (Codex Remote) は、サポートされているモバイルデバイスとホスト間での認証された一対一のQRペアリングを利用する。以前の接続のうち、6月8日以降に使用されたものはペアリングが維持されるが、それより古い非アクティブな接続は再ペアリングが必要となる。サインアウトしても、既存のペアリングは削除されず、リモートコントロール機能がオフになる。

同時に、新しいデジタルオーシャン・ドロップレット・ワークスペース・プラグイン (DigitalOcean Droplet Workspace plugin) の提供も開始された。これにより、Codex Remoteはデジタルオーシャン・ドロップレット (DigitalOcean Droplet) をプロビジョニングし、SSHアクセスを設定して、コーデックス・アプリ (Codex app) にリモートワークスペースとして接続することが可能になる。ユーザーは接続前にChatGPTモバイルアプリとCodex appを最新バージョンに更新する必要がある。

さらに、ChatGPT Business、ChatGPT Enterprise、ChatGPT Eduの各プラン向けにメモリ機能の改善も展開されている。これは過去のチャット履歴から関連コンテキストを活用し、より適切な応答を生成する機能で、記憶の概要確認、参照ソースの表示、記憶の修正や削除が可能となる。これらの改善は追加費用なしで提供される。

今回のCodex Remoteの一般提供は、モバイルデバイスを介した開発ワークフローの柔軟性を大きく向上させる。スマートフォンからのリモート制御は、移動中に急ぎの修正が必要な場面や、手元に高性能なマシンがない状況下での作業において、その利便性が期待される。これにより、場所にとらわれない開発体制の構築が一段と加速し、開発者の生産性向上に貢献するとみられる。


参考: openai.com (アーカイブ) — 2026年7月1日 09:00 (JST)

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