Wall Street Journalは7月1日(現地時間)、俳優で投資家のAshton Kutcherが、共同設立したベンチャーキャピタルSound Venturesを離れ、Morgan Bellerと共に新たなVCファームを立ち上げると報じた。新ファームは、初期段階のAIインフラ、エネルギー、およびディープテック分野のスタートアップへの投資に注力する。
Wall Street Journalによると、Kutcherは11年前にGuy Osearyと共同設立したSound Venturesを離れる。Kutcherが共同設立する新VCファームには、NFXのゼネラルパートナーを務めていたMorgan Bellerが参画する。Bellerは以前、Metaで暗号通貨プロジェクトLibraを共同主導し、Andreessen Horowitzでは約3年間パートナーを務めた経験がある。新ファームの名称は現時点では公表されていない。
Kutcherの離脱はSound Venturesの業績不振を示すものではないと報じられている。同ファームはBrexやGustoといった企業に加え、OpenAI、Anthropic、Fei-Fei Li’s World Labsの初期投資家でもあった。Wall Street Journalは、Kutcherの離脱の背景には、投資対象とするスタートアップの段階に関する見解の相違があると指摘している。Sound Venturesがすでに確立された企業への投資を重視する一方で、Kutcherはより初期段階のスタートアップへの投資を志向しているという。
Stanford Universityの金融学教授Ilya Strebulaevは、自身のXで、彼と彼のファンドは自身のトップユニコーン投資家ランキングに常にランクインしていると述べている。KutcherとBellerは、AIインフラ、エネルギー、およびハードサイエンスとエンジニアリングのブレークスルーに基づくディープテックスタートアップへの初期段階投資に重点を置く。KutcherはSound Venturesを離れるものの、同ファームのアドバイザーとして引き続き関与する。また、OsearyとSoundのゼネラルパートナーであるEffie Epsteinは、KutcherとBellerの新ファームにアドバイスを提供する予定である。
参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年7月2日 03:47 (JST)