アーリーステージ投資家のSeedcampは2026年6月22日(現地時間)、米国でのプレゼンス拡大を目的とした最新ファンドで3億2000万ドルを調達したと発表した。同社はこれまで18年間、欧州に焦点を当ててきた。ファンドVIIは同社にとって過去最大規模となり、2023年にファンドVIで調達した1億8000万ドルの2倍の額に達する。

調達された3億2000万ドルは、成長ステージへの投資に重点を置くため分割される。内訳は、アーリーステージ投資用の「Seedcamp VII」に2億2000万ドル、成長ステージのフォローオン投資を行う新ファンド「Select」に1億ドルが充てられる。

Seedcampは既にニューヨーク市とマイアミにオフィスを構えているが、米国でのチームを拡大し、欧州のポートフォリオ企業を米国の顧客や投資家とより多く繋ぐことを目指す。特に近年、サンフランシスコ (San Francisco) とシリコンバレー (Silicon Valley) が中心としての地位を取り戻していることを背景としている。共同創業者兼マネージングパートナーであるレシュマ・ソホニ (Reshma Sohoni) 氏は、創業者がコネクティブなノードに接続する必要があると述べている。

ソホニ氏によると、同社はプレプロダクト、プレレベニュー、またはプレトラクション段階のスタートアップに初期投資する従来の戦略を継続する。ディールフロー (投資案件の発掘) は、ポートフォリオスタートアップとリミテッド・パートナー (Limited Partners、LP) の広範なネットワークを活用する。同社はFluidstack、Hopin、Pleo、Revolut、Synthesia、UiPath、Wiseなど、複数の成功したテクノロジー企業に初期投資してきた実績を持つ。ポートフォリオには550社以上の企業が含まれ、12社のユニコーン企業を擁し、運用資産は10億ドルに達する。

Seedcamp VIIは、約100~120社のスタートアップに対し、最初のチェックで約100万ドルを投資し、後のラウンドにもフォローオン投資を行う計画だ。成長ファンドSelectは、シリーズB以降のラウンドで1件あたり約300万ドルから500万ドルを投資する。ファンドVIIのLPには、British Business Bank、HarborVest、Schroders、Sofinaが含まれるほか、ポートフォリオ企業の創業者80名がエンジェル投資家として参加している。ソホニ氏は、引き続き幅広い分野に投資するが、モビリティやマーケットプレイスのような資本集約型ビジネスは避ける方針を示している。


参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年6月22日 22:37 (JST)

原文ハイライト

"We need to plug founders to nodes that are connective"

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