Foundation for American Innovation (FAI) は2026年5月28日(現地時間)、物理世界における自律技術の規制・法的課題に取り組む新しい「Physical Intelligence」チームを発足させたと発表した。この新チームは、FAIの既存AIチームの下に設置され、他の政策部門からの専門知識も活用する。非常駐フェローのアメリア・マイケル氏がチームに参加する。
FAIは、デジタル機械知能の進展と対照的に、物理世界における同技術の革命はまだ緒に就いたばかりであるとの認識を示している。自動運転タクシーが一部の米国都市で稼働しているものの、その変革は限定的と見られる。現状の米国では、既存の規制や法的枠組みが、物理世界における自律技術の実験や大規模展開を阻害しているとFAIは指摘する。
新しいPhysical Intelligenceチームは、以下の領域に焦点を当てる。
- 物理世界での自律技術の実験と大規模展開を促進するための規制・法的環境の整備。
- ロボティクスやその他の自律技術の技術的軌跡を理解し、政策立案者や一般市民に将来の技術動向を伝える。
- 物理的自律性の中核技術が米国またはその同盟国で設計・製造されることを確実にするための産業戦略の明確化。
- ロボティクスに関する新たな法律の分野において、責任やサイバーセキュリティなどの政策フレームワークを開発する。
FAIは、特に人間の労働コストが高い産業(建設、ラストマイル物流、高齢者介護、家事など)や、人手不足が課題となる産業(地方医療、環境浄化、災害対応、熟練工など)において、物理世界AIが大きな変革をもたらす可能性があると見ている。また、宇宙や海洋といった人間にとって過酷な環境での活動など、インテリジェントな物理的存在が大規模に利用可能になることで初めて実現する新しい活動にも注目している。FAIはこれらの分野での貢献を目指し、多様な背景を持つ人材を積極的に募集している。
参考: Hyperdimensional (Dean Ball) — 2026年5月28日 20:45 (JST)
原文ハイライト"The new Physical Intelligence team will sit underneath the existing AI team"