Googleは2026年5月20日(現地時間)、開発者会議I/Oにおいて、エージェント機能とコーディングワークロード向けに強化した最速モデル「Gemini (ジェミニ) 3.5 Flash」の提供を開始したと発表した。また、テキストや画像、動画、音声を入力とする新たなマルチモーダルAI「Gemini (ジェミニ) Omni (オムニ)」ファミリーも発表。デスクトップ、CLI、SDK、APIを網羅するエージェントスタック「Antigravity (アンチグラビティ) 2.0」も披露し、AIプラットフォームとしての「Gemini (ジェミニ)」強化を示す姿勢を鮮明にした。

Googleは、開発者会議I/Oを通じて「Gemini (ジェミニ)」を消費者向けAIサービスと開発者・エージェント向けプラットフォームの両面で再構築する方針を示した。 同社は現在、毎月3.2京トークン以上を処理しており、これは前年比で7倍の増加に相当する。Gemini (ジェミニ) アプリの月間ユーザー数は9億人を超え、230以上の国と70以上の言語で利用可能である。

Gemini (ジェミニ) 3.5 Flashは、100万トークンのコンテキストウィンドウと最大65,000トークンの出力能力を持つ。思考レベルとして「minimal (ミニマル)」「low (ロー)」「medium (ミディアム)」「high (ハイ)」の4段階を導入し、複数回の対話を通じて思考を維持するthought preservation (ソート・プリザベーション) 機能を備える。Googleは同モデルがTerminal-Bench (ターミナル・ベンチ) 2.1、GDPval-AA (ジーディーピーバル・エーエー)、MCP Atlas (エムシーピー・アトラス) といったベンチマークでGemini (ジェミニ) 3.1 Pro (プロ)を上回ると主張し、既存のフロンティアモデルより4倍、Antigravity (アンチグラビティ) 環境では最大12倍高速に動作すると説明した。

Gemini (ジェミニ) Omni (オムニ)ファミリーは、「Gemini (ジェミニ)」の推論能力と生成メディア機能を組み合わせたもので、まずOmni Flash (オムニ・フラッシュ)として提供される。これはテキスト、画像、動画、音声を入力として、「Gemini (ジェミニ)」、Flow (フロー)、Shorts (ショーツ) 内で動画の編集や生成を行うことが可能で、今後APIを通じた提供も予定されている。

Googleはさらに、Antigravity (アンチグラビティ) 2.0デスクトップ版、CLI、SDK、Gemini (ジェミニ) APIのManaged Agents (マネージド・エージェンツ)、Search (サーチ) ネイティブの生成UI/コーディング、Google Cloud (グーグルクラウド) 仮想マシン上で動作するバックグラウンドエージェントGemini (ジェミニ) Spark (スパーク)などを発表した。Antigravity (アンチグラビティ) とGemini (ジェミニ) 3.5 Flashを組み合わせたデモンストレーションでは、93の並列サブエージェントが12時間でOSを構築したという。また、Search (サーチ) ではAntigravity (アンチグラビティ) と3.5 Flashを用いて、カスタムの視覚ツールやシミュレーションをその場で生成する機能が導入される。

第三者評価機関Artificial Analysis (アーティフィシャル・アナリシス) は、Gemini (ジェミニ) 3.5 FlashがIntelligence Index (インテリジェンス・インデックス) で55点を獲得し、Gemini (ジェミニ) 3 Flash (フラッシュ)を9ポイント上回ると報告している。また、Arena (アリーナ) による評価ではText Arena (テキスト・アリーナ) とCode Arena (コード・アリーナ): Frontend (フロントエンド) の両方で9位となり、スコア1507点で同価格帯のモデルではトップの性能を示した。


参考: Latent Space — 2026年5月20日 12:34 (JST)

原文ハイライト

"The mainline Gemini 3.5 Flash is GA today"

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