Vercelは2026年5月19日(現地時間)、開発者向けのChat SDKに新機能を追加したと発表した。これにより、ボットがLinearやGitHubのコメントでメンションされた際に、メッセージサブジェクトを通じて親となるIssueまたはプルリクエストの情報を読み取ることが可能になる。また、GitHub、Linear、Slackのアダプターが基盤となるプラットフォームSDKを公開し、プロバイダーAPIへの直接アクセスを通じたボットの拡張を支援する。
新たに追加されたmessage.subject機能は、タイトル、ステータス、URL、および完全な型付きペイロードを含む親リソースへの解決を提供する。このサブジェクト情報はメッセージごとにキャッシュされ、APIへのアクセスは一度に限定される。一方で、Slackのような親リソースが存在しないチャットプラットフォームではnullに解決される仕様となっている。
同時に、GitHub、Linear、Slack向けのChat SDKアダプターは、それぞれのプラットフォームSDKへの直接アクセスを可能にした。これにより開発者は、各プロバイダーのAPIを直接呼び出すことで、ボットの機能をさらに拡張できる。例えば、GitHubでラベルを追加したり、Linearで新しいIssueを作成したり、Slackでメッセージをピン留めするといった操作が可能となる。
Vercelは、開発者がこれらの新機能の利用を開始できるよう、関連するドキュメンテーションやテンプレートを提供している。また、Chat SDKのコアコンセプトからボット構築、さらにはSlackやTeamsなどへのデプロイメントに至るまでを網羅したComplete Guide to Chat SDKも公開されている。以前の.clientゲッターは、アダプター上の@deprecatedエイリアスとして引き続き提供される。
参考: Vercel Blog — 2026年5月20日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Chat SDK adds message subjects and direct SDK access"