Googleは2026年5月18日(現地時間)、Geminiアプリの大幅な進化を発表した。従来の対話型アシスタントから、ユーザーの意図を先読みし、能動的にタスクを管理・実行するプロアクティブなAIエージェントへの転換が示された。新機能として、パーソナライズされた朝の概要を提供するDaily Briefや、24時間稼働のエージェントGemini Spark、動画生成モデルGemini Omniなどが導入される。
Googleは「Google I/O 2026」に合わせ、Geminiアプリの利用者が現在230カ国、70以上の言語で月間9億人以上に達していると報告した。今回のアップデートでは、いくつかの主要な新機能が提供される。
「Gemini Spark」は、24時間稼働するパーソナルAIエージェントとして導入される。これはGeminiアプリが質問に答えるアシスタントから、ユーザーに代わって作業を行うパートナーへの大きな転換を示すもの。Gmail、Docs、SlidesなどのWorkspaceツールと深く統合され、ラップトップを閉じたりスマートフォンをロックしたりしてもバックグラウンドで動作を継続する。複雑なタスクとして、クレジットカード明細の定期的な解析、学校からの更新情報の抽出と要約、会議メモの統合・文書化・メール下書きなどが可能になる。今週中に信頼できるテスター向けに展開され、来週には米国のGoogle AI Ultra購読者向けにベータ版として提供される予定。
「Daily Brief」は、パーソナライズされた朝の概要を提供するエージェント。Gmailの緊急更新やCalendarのイベント情報を収集し、関連するフォローアップ詳細を要約したブリーフィングを作成する。さらに、具体的な目標に基づいて情報を整理し、次のステップを提案する。この機能はGoogle AI Plus, Pro, Ultra購読者向けに米国から展開が開始される。
「Gemini Omni」は、テキスト、画像、動画の入力をシームレスに組み合わせて、映画品質の高品質な動画出力を生成するモデル。簡単なプロンプトで動画編集を行い、AIアバターの作成も可能。Google AI Plus, Pro, Ultra購読者向けに全世界で展開が開始される。
また、Geminiの体験全体を再設計した新しいデザイン言語Neural Expressiveも導入された。流動的なアニメーション、鮮やかな色彩、新しいタイポグラフィ、ハプティックフィードバックが特徴で、Gemini Liveの会話体験が統合される。これはウェブ、Android、iOSで本日より全世界に展開される。
macOS用Geminiアプリもアップデートされ、今夏にはGemini Sparkが統合され、ローカルファイルでのタスク自動化が可能になる。新しい音声機能も追加される予定で、画面のコンテキストを利用して自由な発話を正確な下書きに変換する。macOSアプリは本日より全ユーザーがダウンロード可能。
参考: blog.google (アーカイブ) — 2026年5月19日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Gemini Spark: A 24/7 personal AI agent designed to proactively manage tasks"