アンソロピック (Anthropic) は2026年5月6日(現地時間)、年次開発者イベントでSpaceXaiとの提携を発表した。この提携により、AnthropicはxAIが運用するColossus 1へのアクセスを得て、Claude製品の利用容量を大幅に拡大する。特にClaude Codeの5時間レート制限を倍増させ、OpusモデルのAPIレート制限も実質的に引き上げる。同社は過去6ヶ月間で年間経常収益 (ARR) が8000%の成長を遂げたことを明らかにした。

AnthropicはSpaceXaiとの提携により、数日中にColossus 1の全容量を引き継ぐ見込み。これは年間約50億ドル規模の契約と推定されており、xAIは新たなクラウドプロバイダーとして機能することになる。

同社のダリオ・アモデイとダニエラ・アモデイ兄弟によるセッションでは、80倍の成長について言及された。ダリオ・アモデイ氏は、2026年が1人で10億ドル規模の企業を設立できる年になると見ており、「There is an enormous ability for one person or a tiny set of people」と述べた。同氏は、小規模チーム、マルチエージェント、エンタープライズサービスが今後のトレンドであるとの見方を示した。

今回の提携により、Claude Codeの5時間レート制限は、Pro、Max、Team、シートベースのEnterpriseユーザー向けに倍増される。ProおよびMaxではピーク時間帯の制限も撤廃され、Opus APIのレート制限も大幅に引き上げられる。AnthropicのCTOトム・ブラウン氏は、数日中にColossus上でのClaudeの推論が強化されると述べた。

xAIは、SpaceXAIがAnthropicにColossus 1へのアクセスを提供し、Claudeの追加容量を確保すると説明した。イーロン・マスク氏は、SpaceXAIがColossus 1のリースに踏み切ったのは、xAIが既にColossus 2へのトレーニングを移行済みであるためと述べた。Colossus 1には、約15万台のH100、5万台のH200、3万台のGB200を含む、合計約22万台のNVIDIA GPUが含まれると主張されている。

Anthropicの製品・エンジニアリング担当責任者アモール・アヴァサーレ氏は、週間制限がまだ増やされていない理由として、週間制限に達するユーザーの割合が5時間制限に達するユーザーよりもはるかに少ないためと説明した。同氏によれば、コンピューティング資源が確保され次第、さらなる変更の可能性があるという。


参考: Latent Space (アーカイブ) — 2026年5月7日 14:57 (JST)

原文ハイライト

"There is an enormous ability for one person or a tiny set of people"