Brightmind Partnersの共同創設者Stephen Ward氏は11月5日(現地時間)、約2億5000万ドル規模のサイバーセキュリティ分野への投資を目的とした第2号ファンドの組成を進めていることを明らかにした。元シークレットサービス捜査官であり、Home DepotのCISOも務めた経歴を持つ同氏が、このファンドでは唯一のゼネラルパートナーとして主導する。昨年、Ward氏はGur Talpaz氏とともに同額の初号ファンドを立ち上げている。
Brightmind Partnersの初号ファンドは、これまでに14件の投資を実行し、そのうち1件はSGNLのイグジットを達成している。SGNLはアイデンティティセキュリティのスタートアップで、BrightmindがシリーズAをリードしてから11ヶ月後の今年1月にCrowdStrikeが7億4000万ドルで買収することに合意した。
Ward氏は、投資における出口戦略について、You have to sell on the way upという考えを示しており、サイバーセキュリティ分野ではスタートアップの設立から3年から7年の間に最適な売却時期が訪れると指摘している。アーリーステージのサイバーセキュリティスタートアップは過去10年以上で初めて、レイターステージの競合よりも多くの資金を調達しており、今年9月までにシードからシリーズBにかけて47億ドルの取引が成立し、2025年全体の調達額を既に上回っている。特に平均シードラウンド額は、今年の最初の9ヶ月間で840万ドルに増加した。
Ward氏の経歴には、沿岸警備隊での勤務、9年間のシークレットサービスでの捜査、金融サービス企業TIAAとHome DepotでのCISO職が含まれる。シークレットサービス時代には大規模なクレジットカードデータ窃盗犯を逮捕し、情報提供者として活用した経験がある。
かつてBrightmind Partnersの共同創設者であったGur Talpaz氏と、初期の従業員であったTayler Sipperly氏は今年4月に同社を退職した。Talpaz氏とSipperly氏は8月、CrowdStrikeのグローバルCTOであったElia Zaitsev氏と共に新ベンチャーファームCognitionを共同設立し、サイバーセキュリティスタートアップへの投資を目的とした1億7000万ドル規模の初号ファンド組成を目指していると報じられている。
参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年11月6日 03:00 (JST)
原文ハイライト"You have to sell on the way up"