AWSは2026年10月28日(現地時間)、AWS Lambda Web Functionsの提供開始を発表した。これにより、標準的なHTTPウェブアプリケーションをLambda上でイベントハンドラへの書き換えなしに実行可能となる。また、Amazon S3はVercel Marketplaceおよびv0 by Vercelを通じて利用可能になった。
AWS Lambda Web Functionsは、標準的なHTTPウェブアプリケーションをLambdaの新しいフォームファクタとして提供する。Express、Hono、Fastify、Next.jsなどで構築されたポートリスニングサーバーを、aws lambda-web deployコマンドを通じて1分以内にライブHTTPS URLとして公開できる。この実行環境は最大128の同時リクエストを処理し、CPU時間で課金される。
Web Functionsは、サーバーサイドレンダリング、APIバックエンド、トークンをストリーミングする推論エンドポイントなどの用途で効率的な利用を可能にする。--regionsオプションを使用すると、コードを複数のリージョンにレプリケートし、単一のグローバルURLの背後で遅延ベースのルーティングを設定できる。トラフィックは重みに応じてリビジョン間で分割し、カナリアリリースも可能である。Node.js 24 on Arm64でVPC接続に対応し、5つのリージョンで利用可能。Amazon CloudFrontはWeb Functionエンドポイントをオリジンとして使用できるようになった。
同時に、Amazon S3はVercel Marketplaceとv0 by Vercelでの提供を開始した。これにより、S3 general purpose buckets、S3 Tables、S3 VectorsをVercelダッシュボードから直接プロビジョニングできる。認証には短期間のOIDCトークンがAWS Security Token Serviceと交換されるため、静的なキーを保存する必要がない。既存のAmazon Aurora、Amazon DynamoDB、Amazon OpenSearch Serverlessとの連携も強化される。
さらに、エージェントコーディング向けのオープンウェイトモデルであるReflection BeamがAWS上で利用可能になった。Amazon SageMaker JumpStartからデプロイできるこのモデルは、5010億の合計パラメーターと230億のアクティブパラメーターを持つ疎混合エキスパートモデルである。Hugging FaceでApache 2.0ライセンスの下でリリースされ、有効コンテキスト長は100万トークンである。SageMaker HyperPod InferenceではSGLangまたはvLLMと組み合わせて使用でき、AWS Trainium3向けに最適化されている。N. VirginiaとOhioで提供されている。
その他、Amazon EC2 T8iインスタンスが南米 (サンパウロ) リージョンで利用可能になった。T8iインスタンスはT3と比較して最大30%優れた価格性能、最大70%高い演算性能、2.4倍のAmazon EBS帯域幅を提供する。t8i.microとt8i.smallはAWS Free Tierで利用可能である。また、AWS Lambda Durable Execution SDK for Goも一般提供が開始され、複数ステップのGoワークフローで進捗のチェックポイント設定や、外部イベントを最大1年間待機することが可能となった。
参考: aws.amazon.com (アーカイブ) — 2026年10月29日 09:00 (JST)