スケールAI (Scale AI) は9月28日(現地時間)、エンタープライズAI分野における主要な進展を発表した。同社は、Google Cloudとの提携により企業向け生成AI導入を容易にすること、エヌビディア (NVIDIA) のOpen Agent Safety Platformを自社のGenAIポートフォリオに統合すること、韓国AI安全研究所 (Korea AI Safety Institute) と共に新たなAI安全性ベンチマーク「ROK-FORTRESS」を開発したこと、そしてSWE-Bench Pro V2を公開したことを明らかにしている。
スケールAIは、企業がAIを容易に導入できるよう、Google Cloudと連携すると発表した。両社が共同で開発するリファレンスアーキテクチャは、スケールAIのGenAIポートフォリオをGoogle Cloud環境へ導入するための設計図を提供する。これにはGoogleの生成AIモデルであるGemini Enterpriseとの統合も含まれており、顧客は大規模なAIソリューションを効率的に構築・運用できるよう支援される。
また、スケールAIは、エヌビディア (NVIDIA) のOpen Agent Safety Platformテクノロジーを自社のGenAIポートフォリオに統合することも公表した。この技術統合により、AIエージェントを制御された環境下で構築、トレーニング、展開、実行、評価することが可能になる。これにより、AIのセキュリティと行動に関する明確な記録を提供できるとしている。エヌビディアのジェンセン・フアン (Jensen Huang) 最高経営責任者(CEO)は、Open Agent Safety PlatformがOpenShellとSentryを統合すると指摘している。
さらに、スケールAIは韓国AI安全研究所 (Korea AI Safety Institute) との協力により、AIの安全性に関する新たなベンチマーク「ROK-FORTRESS」を開発したことを明らかにした。このベンチマークは、言語や地政学的な文脈がAIの安全性に与える影響をテストすることを目的としている。14の最先端モデルを対象とした検証では、単なる翻訳だけでは見落とされがちなAIの特性があることが判明した。
加えて、スケールAIは、SWE-Bench Pro V2を公開したと発表した。これはSWE-Bench Proの刷新された公開分割版であり、AIの進化をより正確に測定するための基準強化を目指している。
参考: x.com — 2026年9月28日 17:09 (JST)