OpenAIは8月4日(現地時間)、Latent Spaceが報じたナレッジワーク向けエージェント製品「ChatGPT Work」の詳細を明らかにした。この製品は、複数情報源からの文脈収集とタスク処理を目的として設計されており、既存のCodexプラットフォームを基盤とする。クラウドとローカルの両モードに対応し、永続的な作業スペースを提供する点で、従来のチャットボットや限定的なエージェントツールとは一線を画す。多様な業務ツールとの連携により、実務者の生産性向上に貢献すると期待される。
ChatGPT Workは、Slack、email、Drive、calendar、CRMs、project trackersなど数百種類のプラグインと連携し、複数の情報源から文脈を収集して最終的な作業を生成することを目的としている。この製品はCodexハーネス上で動作し、エージェントが数時間にわたるタスク処理を継続できる機能を備える。これにより、単純な情報検索や要約に留まらず、一連の複雑な業務プロセスを自動化することが可能となる。
Workの基盤となるのは、独立したmicroVMで構成されるクラウドコンピューターである。Proアカウントには8 CPUs、20GBのRAM、64GBのディスクが、Plusアカウントには14GBのRAMが提供される。エージェントは管理されたChromeサービスを通じてツール呼び出しを実行する。生成される成果物には、Sheets、docs、slidesなどのインタラクティブなビューアでレンダリングされるものに加え、ホスト型ウェブアプリやダッシュボードを構築・共有できる「Sites」が含まれており、多様な形式での情報出力と共有をサポートする。
Work内での新しい会話は「タスク」と称され、ウェブ版とモバイル版ではクラウド上で実行される。デスクトップ版にはクラウドモードとローカルモードがあり、ローカルモードではエージェントがユーザーのコンピューター上で直接作業し、ファイルやアプリへの完全なアクセスを持つ。このローカルモードは、コード関連のUI要素が削除されたCodexのバージョンと位置付けられており、高度なセキュリティとプライバシーが求められる環境や、ローカルファイルシステムとの連携が必須となる作業に適応する。従来のクラウドベースのエージェントと比較して、より広範なタスクに対応できる可能性を秘める。
Workのクラウドコンピューターは永続性を持ち、作業スペースは永続ストレージに同期され、必要に応じてmicroVMに復元される。各タスクには独自の作業ディレクトリが割り当てられ、ファイル作成やスクリプト記述などが自由に行える。他のタスクからのコンテキストは、専用のPersonal Contextツールを通じてChatGPTの履歴から取得される。ChatGPTのLibraryは、ユーザーがアップロードしたファイルやエージェントが作成したファイルの集中管理リポジトリとして機能し、作業の一貫性と効率性を高める。
参考: Latent Space (アーカイブ) — 2026年8月5日 03:20 (JST)
原文ハイライト"Unpacking ChatGPT Work: the Agent for a Billion Users"