MiniMax (ミニマックス)は7月8日(現地時間)、2.7兆パラメータのモデル「M3 Pro」を2026年第3四半期(Q3)にオープンソースとしてリリースする計画であると、aiweekly.co (エーアイウィークリー・シーオー)が報じた。この計画が実現すれば、「M3 Pro」はMiniMaxの既存モデル「M3」の4280億総パラメータと比較して6倍以上の規模となり、オープンソースの基盤モデル市場に大きな影響を与える可能性がある。

The Information (ジ・インフォメーション)がTechmeme (テックミーム)の報道を引用して伝えたところによると、MiniMaxは社内で「M3 Pro」と呼称される2.7兆パラメータのモデルを開発しており、早ければ2026年Q3にもオープンソースとして公開される可能性があるという。この計画が実行されれば、「M3 Pro」は現在の市場に出ている中国製モデルの中で最大規模となる。

MiniMaxが2026年6月1日にリリースした「M3」は、総パラメータ数が4280億、推論時のアクティブパラメータ数が230億である。「M3 Pro」は総パラメータ数において「M3」の6倍以上とされる。また「M3」は、100万トークンのコンテキストウィンドウを備え、入力価格は100万トークンあたり0.12ドルと設定されており、Opus 4.7の5ドルと比較して低コストを特徴としていた。

ただし、この情報はThe InformationのJuro Osawa氏が計画を知る2人の関係者から得た単一情報源の報道に基づいている。パラメータ数が能力と直接的に等しいわけではなく、疎な(sparse)またはMoE (Mixture of Experts) アーキテクチャの場合、2.7兆という数字が推論時に必ずしもそのままのインパクトを持つとは限らない点も指摘されている。「M3 Pro」がどのようなアクティブパラメータ設計を採用するか、どのライセンスで公開されるか、また動作に必要なハードウェア要件については報じられていない。

MiniMaxによる「M3 Pro」のオープンソース化は、Llama 3 (ラマ 3)やMixtral (ミストラル)といった既存の有力オープンソースモデルとの競争を激化させ、特に中国勢の巨大モデル開発における存在感をさらに高めるものとみられる。DeepSeek V3 (ディープシーク V3)やQwen (クエン)、そして将来的なLlama 4 (ラマ 4)などの登場が予測される中、「M3 Pro」のような大規模モデルの無償提供は、オープンソースLLM市場の構造に大きな変革をもたらす可能性がある。


参考: aiweekly.co — 2026年7月8日 09:00 (JST)

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