中国工業情報化部 (Ministry of Industry and Information Technology) と国資委 (State-owned Assets Supervision and Administration Commission) は2026年6月10日(現地時間)、ヒューマノイドロボットとエンボディドAIの全国的な産業導入プログラムを発表した。この計画は、地方政府と国有企業 (SOE)に対し、実環境での技術適用を6ヶ月以内に実証するよう求めている。具体的な実施計画は6月末までに提出され、11月末には進捗報告が求められる。
本プログラムの目的は、ヒューマノイドロボットとエンボディドAI (embodied AI) の実世界の生産およびサービス環境への導入を加速させることにある。文書によると、製造業、ヘルスケア、災害救援などの分野を対象とし、2026年末までに主要なヒューマノイドロボット製品が複数の代表的なシナリオでアプリケーション検証を完了し、定常的な配備、すなわち「作業モード」に入ることを目標としている。
政府は、2026年末までに100以上の高価値アプリケーションを創出し、1万台のヒューマノイドロボットの導入を支援する目標を設定している。中国のスマートフォンメーカーVivo (ヴィーヴォ) のロボティクスラボ上級ディレクターであるショウ・ハオ (Shao Hao) 氏は、今回の政策の核となる目的は、産業を「デモンストレーション駆動」から「タスク指向」のロジックへ、また「個々の能力の披露」から実世界のタスクを実行できる統合システムの構築へと推進することにあると指摘した。同氏は、6ヶ月という期間は短いが、このような集中的な取り組みが産業界の技術経路やエンジニアリングソリューションの収束を迅速化する可能性を示唆している。
参考: scmp.com — 2026年6月10日 18:30 (JST)
原文ハイライト"accelerate the deployment of humanoid robots and embodied AI in real-world production and service environments"